医療法人 土屋小児病院
移転・新築により、地域の小児科中核拠点病院としての機能をさらに充実。
施設概要
- 所在地
- 埼玉県久喜市久喜中央3丁目1番10号
- オープン
- 2012年7月
- 建 物
- 地上4階
- 診療科目
- 小児科
- 病 床
- 40床
- 設 計
- 株式会社 伊藤喜三郎建築研究所
- 施 工
- 株式会社 松永建設
「地域の小児医療を通じ、常に新しい病院価値(身近で明るい、親身で安心、俊敏で適切、清潔で安全)を創造し、提供し続けます」を理念に、1964年の開設以来、地域の小児医療を担い続けてきた土屋小児病院。埼玉県地域医療再生計画に基づき、24時間365日体制の小児救急医療の実施を目指して移転・新築、2012年7月にオープンしました。
1階は外来部門で、感染対策のために入口を「非感染外来」「一般外来」「感染外来」「救急外来」に分けています。さらに認知のしやすさ(ユニバーサルデザイン)と、子どもが楽しめる空間造り(快適性)を目的に、各ゾーン別にテーマカラーで色分けをしています。2階は病棟で、移転前の25床から40床に増床されました。3階には図書室や食堂、医局などがあり、食堂は地域住民に向けたセミナーなどを開催する講堂としても使えるようになっています。
子どもが苦痛なく待てるよう、カラフルな色調でまとめた非感染外来待合。交通量の多い通り側の窓にはガラスブロックを採用し、プライバシーに配慮しながらも明るい空間に。
使いやすさを追求した電子カルテ対応の診察室。医師の診察を支援するメディカルクラークにも対応したレイアウト。
初めて来院された患者さんを、症状や診察内容に応じた
待合に案内するコンシェルジュカウンター。
診察室(左側)と処置・検査室(右側)の間に配置したスタッフステーション兼作業コーナー。スタッフの動線を少なくし、看護業務の負荷を軽減している。手前のテーブルは処置・検査前の問診をする場。病院らしくない家具が患者さんのストレスを軽減している。
専門書等を揃えた図書室。集中して検索ができるような空間になっている。
めまぐるしく過ぎる診察・看護業務の合間に利用する職員食堂は、リラックスして休憩ができる雰囲気に。