岩手医科大学附属病院
移転新築により、手術室20室を備える国内最大級規模の病院に。
施設概要
- 所在地
- 岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目1番1号
- オープン
- 2019年9月
- 建 物
- 地上11階
- 診療科目
- 46科目
- 病 床
- 1,000床
- 設 計
- 日建設計・清水建設設計監理共同企業体
- 施 工
- 清水建設・宮城建設共同企業体
創立120周年記念事業の一環として、新附属病院の建設を進めてきた岩手医科大学。県内唯一の特定機能病院として、将来にわたって高度医療の提供に努めると共に、医学教育や医学研究にも貢献できる体制を整えるために広大な敷地に移転しました。
新附属病院は、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、小児医療などの機能を拡充し、重症系病床を増床。最新鋭の医療機器を導入し、病床数1,000床、手術室20室を備える国内最大級の規模の病院となりました。
「患者さんにやさしい病院」をコンセプトに、病状の急変にも即座に対応できるよう医局を病棟に配置、外来では患者さんに負担をかけない動線にも配慮しました。さらにドクターヘリポートに加え、外部からのエネルギー供給が途絶えた場合でも1週間は電力を供給できるエネルギーセンターを備えて大規模災害などにも対応。北東北・北海道を含む高度医療圏
の拠点エリアを形成することを念頭に、様々な機能を整備しました。
カラフルな小児病棟のプレイルーム。壁面には岩手の動物たちが描かれている。
極低出生体重児や仮死新生児などの集中治療が必要な患者さんを対象としたNICU(新生児集中治療室)。
使い勝手の良さを目指した外来診察室。
各病棟のスタッフステーションには、機能的なナーステーブルとナースカートを配置。
各病棟のスタッフステーションには診療材料を効率よく管理するシステム型診療材料棚を採用。下部は衛生面に配慮したラテラル収納。
外来待合には非常時にベッドに変更できるタイプを採用。
眺望のよい緩和ケア病棟ラウンジ。患者さんとご家族が穏やかに過ごせるよう、温もりのある家具をゆったりと配置。
重厚感のある大会議室。