公益財団法人 田附興風会医学研究所 北野病院
新館の建設により、進化する治療に対応。
施設概要
- 所在地
- 大阪府大阪市北区扇町二丁目4番20号
- オープン
- 2021年2月
- 建 物
- 地上7階、地下1階
- 診療科目
- 31科目(病院全体)
- 病 床
- 685床(病院全体)
- 設 計
- 株式会社日建設計
- 施 工
- 西松建設株式会社
1928年、京都帝国大学医学部に付属する臨床医学研究用として、病床数120床で開院した北野病院。長年にわたり最新最良の医療を実践し、現在では病床数685床、診療科31科を有す
る急性期総合病院として地域医療に貢献しています。2020年12月には、90周年記念事業の一環として建設が進められていた新館が完成、翌年2月に運用を開始しました。
新館は、地下1階に放射線治療センターを新設。1階にはX線CT組合型ポジトロンCT装置(PET-CT)や高精度放射線治療システム(リニアック)など、最新の機器を導入して最先端のがん診療に対応。また長年の実績がある「ふるえ診療」を更に発展させるため、本態性振戦やパーキンソン病の治療のためのMRIガイド下集束超音波治療装置も導入しました。2階には、患者さん向けの講座や講演会などを実施している「きたのホール」を本館からグレードアップして移設。3階から6階には管理部門、7階には研究所を移設しています。より良い医療を提供するために進化を続ける北野病院。さらなる発展を目指して、本館の改修も計画されています。
「きたのホール」のホワイエには、利用者が気軽に休めるよう多方向から座れるソファを配置。
医師と患者さんがコミュニケーションを取りやすい、ミーティングタイプのデスクを採用した診察室。
収納力が高いラックにデスクを組み込んで、限られたスペースに席数を確保した医局。デスクには、落ち着いて作業ができるよう黒のパネルを設置。
面談スペースには、気持ちが元気になるように2色のビタミンカラーの椅子を組み合わせて配置。
モノトーンの椅子を採用した「きたのホール」。背のホワイトが明るい空間を演出している。
会議室のテーブルは高級感のある木目調。ディスカッションしやすいよう四隅に丸みのあるテーブルをセット。
図書コーナーに設置された閉架書庫ラックは、収納効率の高 い可動式。