常滑市民病院

「コミュニケーション日本一の病院」の実現を基本理念に、新築移転。

常滑市民病院外観

施設概要

所在地
愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の3
オープン
2015年5月
建 物
地上6階
診療科目
22科目
病 床
267床
設 計
株式会社日建設計
施 工
鹿島建設株式会社

建物の老朽化に伴い、津波などの災害時にも医療の拠点となれるように高台に場所を移して開院した常滑市民病院。新病院建設にあたっては、「みんなで創ろう!新・常滑市民病院100人会議」や「新・常滑市民病院の基本設計に関するワークショップ」を立ち上げ、市民・医療スタッフ・行政スタッフが密接にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めました。その一端を示すのが、2層吹き抜けのエントランスホールの壁面を飾るタイルアートです。「コミュニケーション日本一」をデザインテーマに、常滑市の中学生、高校生、市関係者が結集する制作方式で完成させました。

新病院は、急性期病棟に加え、回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟のあるケアミックス型の病院。高齢者の多い常滑市の状況に対応し、急性期から在宅までを見据えた切れ目のない医療を提供するなど、将来にわたり全市民から支持される病院づくりを目指しています。

小児科待合常滑の街並みをモチーフとした壁面グラフィックに囲まれた小児科待合。色・形多彩なスツールを配置して明るい雰囲気に。

待合カラフルな丸スツールをサインとしても利用。肘付、肘無、座面高さ違い等、利用者が座る椅子を選べる外来待合。

待合病院の基本理念 "私たちは、小さいからこそできる「コミュニケーション日本一の病院」を実現します。" を掲げた総合待合。

エントランスホールイベント、災害時等、様々な用途を考慮したエントランスホール。通常時はイートインスペースとして活用している。

職員ラウンジスタッフ間の会話を促すコミュニケーションラウンジ。災害時には対策本部として使用できるよう、移動の簡単なテーブルとチェアを採用。

ラウンジ気分に合わせて利用する場所を選べる病棟情報ラウンジ。座面の色を各階のフロアサインの色に合わせている。

図書館落ち着いた雰囲気の医療情報ライブラリー(患者図書館)。