医療法人碧水会 汐ヶ崎病院
精神科医療の変化や進歩に対応するために、新病院を建築。
施設概要
- 所在地
- 茨城県水戸市大早町715番地
- オープン
- 2019年5月
- 建 物
- 地上3階
- 診療科目
- 5科目
- 病床数
- 208床
- 設 計
- 株式会社三上晴久建築設計事務所
- 施 工
- 株式会社葵建設工業
1964年の開院以来、こころの病を持った方々のそれぞれの生活を大切にしながら、病気の治療だけでなく、その人の未来についても考える医療を続けてきた汐ヶ崎病院。2013年に旧病院北側の運動場部分に新しい病院を建設することを決め、創立55周年を迎えた2019年4月に完成、5月にオープンしました。
新病院は、1階に男女混合の社会復帰支援病棟と高齢者生活支援病棟、2階に外来フロアと診療部門、3階に急性期病棟と亜急性期病棟を配置。大きく窓を取った明るいデイルームや食堂を各病棟に設けるなど、安全で安心して過ごせる環境づくりを心掛けています。
また「入院治療は長い治療過程のなかのひとつの局面である」という認識から、「治療の連続性」という視点を重視し、外来診療やデイケアの充実、他科の医療機関、精神保健福祉施設との綿密な連携にも努めています。
背中までサポートするハイバックタイプのロビーチェアを採用した待合。張地は内装に合わせて温かみのあるカラーに。
スツールの座面を床の色とコーディネートして、明るい雰囲気を演出したクローズ型のスタッフステーション。
医師が、患者さんや付き添いの方と対面して説明ができるカウンセリングタイプのデスクを導入した診察室。
小会議室には、立ち姿勢を取り入れたフレキシブルな使い方ができる上下昇降タイプのミーティングテーブルを採用。。
病室には、温かみのある木製の間仕切り家具を配置。生活の場として収納量をしっかり確保しながら、患者さん同士の目線が合わず、スタッフからは見守りやすい高さに。
収納力の高い組込型書架システムを採用した医師控室。デスク間にはサイドパネルを設け、プライベートスペースを確保。