公益財団法人 大阪国際がん治療財団 大阪重粒子線センター
国内6カ所目、大阪府内初の重粒子線がん治療施設がオープン。
施設概要
- 所在地
- 大阪府大阪市中央区大手前3丁目1番10号
- オープン
- 2018年3月
- 建 物
- 本館 地上3階
- 診療科目
- 1科目
- 設 計
- 株式会社日建設計
- 施 工
- 鹿島建設株式会社
最先端のがん治療施設として、2018年3月に開院した大阪重粒子線センターは、隣接する大阪国際がんセンターと連携し、総合的ながん治療を提供できるよう開設されました。重粒子線治療とは、体の内部にあるがん病巣を狙い撃ちできる放射線治療の1つで、「切らずに、痛みもなく、高齢者にもやさしい」、「がん病巣にのみ大きなエネルギーを与えることができるため、正常組織への副作用が抑えられ、難治性のがんにも効果が期待でき、切除できない部位のがんの治療が出来る可能性がある」、「従来の放射線治療に比べて、治療回数・日数が少なくすむ」として注目される治療法です。
センターは1階が診察・治療エリアで、3階までを貫く空間に重粒子線を生み出す直径17メートル、周長57メートルの加速器があり、ここから3つの治療室に重粒子線が送られます。2階には医局やスタッフルーム、事務室、会議室、ラウンジなど、3階には理事長室、役員室、応接室などを配置しています。安心•安全の基本方針に基づき、ユニバーサルデザインを採用 した施設で、患者さんに優しいがん治療を追求しています。
パーソナルな空間を重視して、1人用のアームチェアを多用したエントランスロビー。
ロビー入口付近には、タクシー待ちや待ち合わせなどに便利なよう、どちら向きでも座れるチェアを配置。
VIPを迎える空間として、ゆったりと寛げる家具を選定した3階のビューラウンジ。
外来診察室は、チェアと診察台の色を 爽やかなブルーで統一。
多くの機械やモニターを無理なくコントロールできるよう配置したイメージングステーション室。