那須赤十字病院
地域住民と病院職員の双方にとって、最高の病院となることを目指して移転・新築。
施設概要
- 所在地
- 栃木県大田原市中田原1081番地4
- オープン
- 2012年7月
- 建 物
- 地上10 階、塔屋1 階
- 診療科目
- 26科目
- 病 床
- 460床
- 設 計
- 株式会社 横河建築設計事務所
- 施 工
- 鹿島・那須土木・七浦 特定建設工事共同企業体
1949年7月、那須郡大田原町(現大田原市)に開設した大田原赤十字病院を前身とする那須赤十字病院。大田原赤十字病院は、栃木県北最大の医療機関として地域医療の中核的役割を担ってきましたが、建物の老朽化、狭い敷地面積、施設の未耐震化などの問題により病院の移転・新築を決定しました。これを機に、より広域のイメージとなる「那須」の地名を用いた那須赤十字病院へと名称も変更し、2012年7月に診療を開始しました。
新病院は、がん医療、救急医療、周産期医療、へき地医療、災害対策、感染症対策、予防医学と生活習慣病対策などのより一層の強化を図りました。また、職員が安心して快適な業務が行えるよう、当直
室や休憩ラウンジも充実させています。「マイタウン・マイホスピタル~地域に根ざし、ともに歩み、心ふれ
あう病院に~」という基本理念のもと、地域住民にとっても病院職員にとっても最高の病院となることを目指しています。
印象的なデザインのハイバックロビーチェアを配したエントランスの吹抜け空間。インテリアの木目調と対照的な背もたれの色が、明るい雰囲気を演出している。
待合のロビーチェアは、インテリアに合わせて明るい色の張り地を採用。混雑時でも多くの患者さんが座れるよう、コンパクトなサイズを選定。
景色を眺めながら過ごせる病棟デイルーム。夕方には、ペンダントライトと木製家具が温かな雰囲気を醸し出す。
助産師が産科医師と連携し、助産ケアを提供するバースセンター。カフェのように寛ぐこともできる多目的空間として、穏やかで家庭的な雰囲気を大切にしている。
内視鏡検査のリカバリー室には、デザイン性と機能性を兼ね備えた電動リクライニングチェアを選定。
中央実験台と壁面実験台を配した検体検査室。