名古屋第二赤十字病院
快適な診療空間の実現を目指して、外来部門を全面改装。
施設概要
- 所在地
- 愛知県名古屋市昭和区妙見町2番地9
- オープン
- 2012年4月
- 建 物
- 外来部門(第1病棟)1階〜3階
- 診療科目
- 26科目
- 病 床
- 812床
- 設 計
- 株式会社 山下設計
- 施 工
- 大成建設 株式会社
名古屋市東部に位置し、地域の中核病院として最新の医療設備と医療機器を備える名古屋第二赤十字病院。第1病棟外来部門の老朽化に対処すると共に、電子カルテの導入により生まれた空間を有効利用するために、外来部門を全面的に改装しました。
「患者さんのプライバシーとアメニティに配慮した外来空間の構築」を最優先にプランニング。ハード面の充実はもちろん、来院する子供たちを勇気づけるよう小児科・小児外科外来の壁一面に森の動物たちのイラストを描くなど、独自の取り組みを通して快適な外来診療の実現を目指しています。また、地域の方々に日本赤十字社からのお知らせや病院の最新ニュースなどを紹介するために設けられた「赤十字インフォメーションセンター」は、災害発生時に対策本部として活用できるよう無線などを整備。災害拠点病院としての機能も強化しています。
レッドクロスを内装のモチーフとした赤十字インフォメーションセンター。
周囲の視線に配慮したセミオープンタイプの相談コーナー。
エントランスホールとロビーを繋ぐ連携空間。入口正面には、医療にかける熱い想いを具現化した赤いハート型のチェアを配置。
名古屋市立大学芸術工学部とコラボレーションし、壁面にイラストを描いた小児科待合。バナナをモチーフにしたソファがアクセント。
診察室のデスクは、メディカルサポートに対応した名古屋第二赤十字病院オリジナル。一部の診察室には、空間を有効に使える跳ね上げ式診察台を採用。
バックヤードには、立ち作業台として使用できる窓下収納を設置。