前橋赤十字病院
地域の中核病院としての役割を十分に果たすため、 移転新築。
施設概要
- 所在地
- 群馬県前橋市朝倉町389番地1
- オープン
- 2018年6月
- 建 物
- 地上7階
- 診療科目
- 31科目
- 病 床
- 555床
- 設 計
- 株式会社山下設計
- 施 工
- 清水•小林•池下特定建設工事共同企業体
1913年(大正2年)に開院した前橋赤十字病院。100年を超える歴史の中、その時々の要請に合わせて変革・進化を続けてきました。現在では、エイズ診療拠点病院、基幹災害拠点病院、高度救命救急センター、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、ドクターヘリ基地病院等の指定を受ける地域の中核病院です。
さらに多様化する医療ニ ーズに対応し、より安全で良質な医療を提供するために、約4倍の敷地面積を確保して移転新築 、2018年6月に新病院がオ ープンしました。新病院のコンセプトは「みんなにとってやさしい 、頼りになる病院」。ICUや手術室を増設 、ドクターカーやドクターヘリも強化、災害時にトリアージスペースになる500人収容可能の講堂を作るなどして 高度急性期·緊急医療や基幹災害拠点病院としての機能を拡充させました。そして患者さんやその家族はもちろん、地域の方々や医療機関、職員、さらに環境にとっても「やさしい」病院であることを目指しています。
総合受付待合には、 吹抜け空間にマッチした存在感のあるハイバックのロビーチェアを配置。 内装と木部の塗装色を合わせて調和を図った。
外来待合は、患者さんをスムーズに案内できるよう、ロビーチェアの張地の色を壁面とコーディネート。
十分な動線を確保したスタッフステーション。テープルごとに業務内容を整理し、スタッフ同士のコミュニケーションを促すレイアウト。
患者図書館は、木質系の家具を用いて落ち着いた雰囲気に。奥は、がん患者さんとの面談も行われる相談室。
患者支援センターには、アートをゆっくり鑑賞できるよう、視線を遮らない柔らかな印象のスツールを選定。
スタッフが自然と集まり自由にコミュニケーションが取れるよう、フレキシブルにレイアウトできる家具を採用したコミュニケーションモール。
間仕切を使用すると個別のミーティングも可能に。
医師の一人ひとりが落ち箔いて過ごせるよう、プライパシーに配慮、 収納スペースもしっかりと確保した医局。