杏林大学医学部付属病院
「森の病院」をコンセプトに、機能はもちろん環境にも配慮した新第三病棟を開設。
施設概要
- 所在地
- 東京都三鷹市新川6-20-2
- オープン
- 2012年10月
- 建物
- 地上10階、地下1階(新病棟)
- 診断科目
- 31科目(病院全体)
- 病床
- 1153床(内、新病棟370床)
- 設計
- 株式会社竹中工務店
- 施工
- 株式会社竹中工務店
杏林大学医学部付属病院は、1954年に開院した三鷹新川病院を母体に1970年に開院。1994年には高度医療の提供・技術開発・研修を担う特定機能病院の承認を受け、東京西部地区三多摩の中核的医療センターの役割を果たしています。2006年からは新病棟の建設、旧病棟の再開発など病院の再整備を段階的に進め、2012年10月、老朽化した第三病棟を解体した跡地に新第三病棟を開設しました。
新第三病棟は内科を中心に、全個室のHCUをはじめ集中治療室、一般・個室病室を有し、免震構造を採用。屋上にはヘリポートを設置
するなど、地域の中核病院として欠かせない機能を強化しています。また「森の病院」をコンセプトに、建物南側にあるケヤキやイチョウの木を保全。中庭や屋上庭園を設けるなどして、患者さんの心が落ち着く病棟を目指すと共に、遮光や採光、通風などを工夫した環境にも優しい病棟となっています。
スタッフステーションに隣接して設置されたリハビリ食事コーナー。
多目的に使えるソファベッドと丸テーブルを配置した特別個室。
スタッフステーションには、専用にカスタマイズされたナースカートと、IT 化に対応したナーステーブルを導入。
医師、看護師など多様な職種の利用に配慮したスタッフ休憩室。窓面に向かってソファを配し、リラックスできるスペースも設けている。
スタッフステーションに隣接して設置された食事コーナー。
カンファレンス室には、大型テーブル付きミーティングチェアを導入。