長野県厚生農業協同組合連合会 浅間南麓こもろ医療センター
地域完結型医療の要となるよう、機能を強化して移転新築。
施設概要
- 所在地
- 長野県小諸市相生町3丁目3-21
- オープン
- 2017年12月
- 建 物
- 地下1階、地上6階
- 診療科目
- 29科目
- 病 床
- 246床
- 設 計
- 株式会社石本建築事務所
- 施 工
- 北野建設株式会社
1960年に佐久病院の分院として開院した小諸厚生総合病院。老朽化への対応を迫られる中、2010年に浅間南麓地域の4市町(東御、小諸、御代田、軽井沢)から2次救急医療の維持・充実をという要望を受け、病院の再構成を開始しました。小諸市が提唱するコンパクトシティ構想に則り、病院としての機能の充実はもとより、中心市街地の活性化とまちづくりに寄与することを目指して小諸市役所の隣に移転、浅間南麓こもろ医療センターと改称して新病院をオープンしました。新しい名称は、病院完結型医療から地域完結型医療へと進む中での、浅間南麓地域の医療・福祉・保健活動の連携を担う"センター"という意味合いで付けられています。
新病院は、HCU(高度治療室)を7床から12床へ増やし、MRI(磁気共鳴画像)を2台に増設、病棟では病室への洗面台設置や床頭台を改善して療養環境の向上を図りました。また健康に関する情報を発信するなど、地域の二次救急医療を担いながら、行政と一体になって地域の医療・福祉・保健の拠点となる中核施設づくりにも取り組んでいます。
スタッフステーションには、ノートパソコンをナースカートに乗せたまま充電できるテーブルと、作業用のテーブルを配置。診療材料などが管理しやすく、使い勝手も良い収納システムを選定。
個々のデスクをローパーティションで仕切った医局。カンファレンスができるテーブルコーナーや、ソファベッドを置いた休憩スペースも設けた。
天板の高さが調整でき、車イスでも使いやすいテーブルと、立ち座りしやすい肘付きの椅子を配置したデイルーム。
健診センターのラウンジは、リラックスできるように温かみのある木製品でコーディネート。
診察室にはグリーンの椅子を配して、落ち着いた雰囲気を演出。