兵庫県立粒子線医療センター附属 神戸陽子線センター

小児がんに重点を置いた全国初の陽子線治療施設を開設。

神戸陽子線・外観

施設概要

所在地
兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目6番8号
オープン
2017年12月
建 物
地上4階
診療科目
3科目
設 計
戸田建設株式会社
施 工
戸田建設株式会社

 神戸の中心地・ポートアイランドで、県内唯一の小児専門病院であり、小児がん拠点病院でもある兵庫県立こども病院に隣接して開設した神戸陽子線センター。国内での陽子線治療は大人のがん患者が多く、小児がん患者に配慮しているとは言い難い現状を考慮して、2室ある治療室の1室を小児がん治療に充て、子どもたちが快適に治療できるような環境の整備を図っています。
 センターは、1階が総合受付や外来成人の診察室、検査室、CT室、MRI室などを配置した「外来フロア」。2階が治療計画室などのある「スタッフフロア」で、渡り廊下でこども病院と直結しています。3階は、陽子線治療室2室と小児の麻酔導入・回復室などがある「陽子線治療フロア」。抗がん剤治療により免疫力の低下した小児患者に配慮して、小児患者と成人患者を分離する動線を確保するなど、最先端の治療を、温かく充実した環境で提供できるよう努めています。

神戸陽子線・ロビー
明るい色調でコーディネートした吹き抜けロビー。前列のロビーチェアは、立ち座りしやすい各肘付。

神戸陽子線・中待合1人用のチェアを採用した中待合。窓側には、パーソナルな空間を保てるハイバックチェアを配置。

神戸陽子線・小児科優しい色調でまとめた受付前のキッズコーナー。

神戸陽子線・診察室診察室は、電子カルテを見ながら説明をしやすい形状のデスクを採用。

神戸陽子線・医局プライバシーと共に、収納や机上面の広さも確保した医局の個人ブース。