独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター
山口県東部の中核病院として、一層の機能の充実を図り移転・新築。
施設概要
- 所在地
- 山口県岩国市愛宕町一丁目1番1号
- オープン
- 2013年3月
- 建 物
- 地上10階
- 診療科目
- 30科目
- 病 床
- 530床
- 設 計
- 株式会社 梓設計
- 施 工
- 戸田建設 株式会社
2013年3月、新病院をオープンさせた岩国医療センター。岩国市はもとより、山口県東部、広島県大竹市、島根県の一部を医療圏とする地域の中核病院です。
新病院は大規模災害を想定した免震構造で、災害発生時にも地域の中核病院としての責務を果たせるよう、万全の体制を整えています。また地域の救急医療を担う病院として、救急外来、手術室、ICU・CCU・NICUなどの集中治療病床を拡充、高度な医療を提供するために最新の医療機器を導入しました。がん診療拠点病院としての機能をより充実させるために、全室個室の緩和ケア病棟も開設。落ち着いた雰囲気の中で療養できるよう配慮しています。さらに女性専用の病棟を設けたり、病室の25%以上を個室とし、患者一人当たりの専有面積も拡大したりするなど、快適な療養環境を実現するための取り組みも多彩です。
吹き抜けを利用して、明るく広々とした空間を演出した総合受付。緊急時にも柔軟に対応できるよう、肘掛けの位置や座面サイズに配慮したロビーチェアを選定。
小児科診察室の診察デスクは、付添いの方が多いことに配慮した形状。CPUやプリンターを設置できる収納ユニットとメディカルクラーク席も、効率的に配置。
子どもがリラックスできるよう、壁面アートを配した小児科スペース。座面の曲線が座高の高低を生み出すロビーチェアは、親子が一緒に安心して座ることができる。
各科の待合は、診療科目の特性に合わせてロビーチェアを選定。患者さんがわかりやすいように、エリアごとに張地の色を変えている。
患者図書館は、優しい温もりを感じる木質家具でコーディネート。
高い収納力を備えたユニット式システムで構成された医局。
リラックスして過ごせるよう、落ち着いた雰囲気を演出した緩和ケアのラウンジスペース。家具を移動することで、多目的に利用できる。