足利赤十字病院
社会変化に対応し、質の高い医療を提供し続けるために、病院を全面移転。
施設概要
- 所在地
- 栃木県足利市五十部町284
- オープン
- 2011年7月
- 建物
- 地上9階、地下1階
- 診療科目
- 25科目
- 病床
- 555床
- 設計
- 株式会社 日建設計
- 施工
- 清水建設 株式会社
足利赤十字病院の開設は、1949年。敷地が狭く建物の老朽化も進んだため、全面移転による新病院を建設、2011年7月にオープンしました。
新病院は、病院の成長や社会の変化に対応しやすい分棟型。病棟は、個室を主体とし、患者さんのプライバシーを守る快適な療養環境の提供を可能にしました。また赤十字の使命を果たすべく、災害対策も重視。免震構造の採用や二重回線受電、地下水ろ過機の設置をはじめ、医療ガス配管のある300人収容の講堂を設けるなど、被災者の受け入れも見込んでいます。さらに、風力や太陽光を利用した省エネやCO2削減にも取り組んでいます。この取り組みは、次世代型グリーンホスピタルとして、国土交通省による「住宅・建築物 省CO2推進モデル事業」の対象となり、全国初の省CO2推進モデル病院に選ばれました。
外来待合のロビーチェアは、患者さんの様々な過ごし方に柔軟に対応できるよう、肘掛けの位置や配置の仕方に検討を重ねた。
PMF(入退院センター)は、明るい張り地にポイントカラーを配したロビーチェアがインテリアと調和して、落ち着いた空間を演出。
子ども用のイスをバランスよく織り交ぜた小児科待合。
寛いで過ごせる明るい病棟デイルーム。窓からは渡良瀬川が望める。
明るく広々とした職員食堂は、会議室としての機能も備わっている。
医局は、診療科目ごとに医師の増減に対応できようユニット式で構成されている。