製造

計測機器

事業拡大と共に自動化設備を活用した物流体制へ

東亜ディーケーケー 株式会社

労働人口減少に伴う
物流改革の必要性

生活インフラに関わる計測機器を製造販売している、東亜ディーケーケー株式会社様。計測機器は、ライフサイクルが長いことから補用品・消耗品の供給も長期間となり、またラインナップも膨大化しているため、生産・物流能力の向上を図っていく必要がありました。さらに、トラックの荷待ち時間の削減・労働人口の減少などの課題に向けたDX化対応として、自動化設備を活用した物流体制の見直しを検討されていました。

事業拡大を見据えた持続可能な物流体制を構築

保管スペース

従来の保管面積と
比較して

従来の平置き棚の運用では、約530m²の保管スペースが必要でしたが、梁や柱を避け、床を一部掘り込むオートストアならではの自由度の高いレイアウトで、約320m²のスペースでの保管を実現しました。

ピッキング作業時間

作業時間短縮で
残業や荷待ち時間を解消

1日あたり約400〜500ケースの出荷に対し、オートストア導入前は18時を過ぎる残業で出荷対応をしていましたが、現在は16時には作業を終了し、トラックの定時便を待たせることなく出荷完了しています。

  • 全体の75%を占める約4,500SKUをオートストアに保管。6,740ビンのうち使用しているのは5,000ビン程で、事業の拡大に伴う今後のSKU数の増加にも対応できる。

  • ポートでの定点作業で、ピッキングに伴う長距離移動が無くなり、生産性の向上と労働環境の改善にも貢献している。

  • オートストア前にある出荷エリア。17:15の定時便に対し、16時には出荷前作業が完了。運送会社の荷待ち時間も削減することに繋がっている。

建屋の床の一部を掘ることで天井高そのままに、床下まで保管スペースを確保できる柔軟性と高密度保管が決め手となり、オートストアを導入。その結果、事業拡大に伴う消耗品やメンテナンス品など多品種にわたって増加する在庫保管に対応し、将来的な市場の変化にも柔軟に対応できる物流体制を構築することができました。また出荷までの待機時間も削減し、出荷を円滑にすることで、製品販売の機会損失を防ぎ、かつ持続可能性を高めるためのDX化に貢献しています。

導入エリアの紹介

導入エリア図
  • ロボット台数 8
  • カルーセルポート 
    入出庫兼用 4カ所
  • ビン数 6,740 330ビン
    うち掘り込み部分 1,980
  • 入出庫能力
    154ビン/時間(2ポート使用時 想定値)
CORPORATE DATA

東亜ディーケーケー 株式会社
埼玉事業所 狭山インテグレーションセンター(写真 建屋右)

所在地
埼玉県狭山市北入曽613
延床面積
約8,200㎡

東亜ディーケーケー株式会社様は、1944年の創業以来、水・大気・ガス・医療の4つの分野を軸に計測機器の専業メーカーとして事業を展開されています。開発から生産、アフターサービスまで一貫した体制で、現在は海外事業の拡大にも注力されています。

掲載している情報は、
納入および取材当時のものです。

その他の納入事例

AutoStoreスペシャルサイト

まずはオートストアを実際に見てみたい!
ショールームにてオートストアをご覧いただけます。