製造

電気機械器具

工場内物流の工程を集約
「物流革命」の切り札としてAutoStoreを採用

ファナックパートロニクス 株式会社 本社工場

増え続ける生産量への
体制構築

FA-ロボマシン事業を展開するファナックパートロニクス株式会社様。
製造を受け持つユニットごとに4棟の工場を個別体制で生産をしていましたが、近年増加する生産量に対し、生産体制の強化が課題となっていました。生産棟を増やすことも検討しましたが、ものづくりにおいては、手作業とロボットの組み合わせが大前提で、複雑なラインで生産していた4棟の各製品の増産を新棟建設で担うより、効率的な改革が必要と考えました。

4棟の物流機能の一括集約

入出庫の作業効率

部品の入庫と
ピッキングの時間を半減

従来は4棟それぞれで人が歩き回って行っていた部品の入出庫作業。それらをすべて新棟のオートストアに集約し、ロボットによって作業の大半を自動化したことで、入出庫の作業効率が倍増しました。

出庫用ポートの横には、小さな部品などの仕分け作業用に天板が電動昇降する作業台を配置。

  • 28台のロボットが入出庫を繰り返すことにより、高頻度品は上層へ、低頻度品は下層へと保管パーツの配置もグリッド内で最適化されていく。

  • 新棟内での製造を受け持つ作業場に面したオートストア。必要なパーツを専用ポートから直接調達できるので、すぐに作業に取りかかれる。

  • 同社の入庫専用にカスタムメイドされたトランスファーポート。標準仕様のポートで作業できるビン1箱に対して、4箱まとめて入庫作業ができる。

4棟の物流業務を一手に引き受ける建屋を新設。そのカギを握る設備として、オートストアを導入。その結果、歩行なしのピッキングが実現。また、配膳の最適化や製造メーカーとして重要な「トレーサビリティ」の面でもメリットがありました。全体の効率も15%アップが確実に見込まれ、生産性向上の課題もクリアできました。
拡張や性能向上も容易なことから、将来的な生産量にも十分対応できます。

導入エリアの紹介

導入エリア図
  • ロボット台数 28
  • コンベヤポート 8カ所
    カルーセルポート 6カ所
    トランスファーポート 1カ所
  • ビン数 20,050
    330ビン/16段積み
    導電性タイプ
  • 入出庫能力(最大)
    240箱/時間(計算値)
CORPORATE DATA

ファナックパートロニクス 株式会社 本社工場

所在地
長野県茅野市玉川字原山 11400-260
敷地面積
約50,000坪
従業員数
293名
年間売上
39億円(2019年度)

FA・ロボット・ロボマシン事業を展開するファナック株式会社の国内最大の製造子会社が、ファナックパートロニクス株式会社様です。ファナック株式会社の事業3本柱であるCNCシステム、ロボット、ロボマシンに使われる電装関係の製造を担っています。

掲載している情報は、
納入および取材当時のものです。

事例動画

その他の納入事例

AutoStoreスペシャルサイト

まずはオートストアを実際に見てみたい!
ショールームにてオートストアをご覧いただけます。

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