チェアのお手入れ方法 部位ごと

素材ごとにお手入れ方法は変わります。
部位ごとに素材が変わる場合はその素材にあった方法でお手入れを行ってください。

【布部・メッシュ部】

日頃のお手入れ方法

布地を傷めないように柔らかいブラシでのブラッシングや表面を軽くはたくか、掃除機でほこりを吸い取ってください。

著しく汚れてしまった場合

  • 長期間のご使用で付着した手垢(皮脂)などの汚れには、薄めた中性洗剤溶液を柔らかい布に浸して固く絞って拭いてください。洗剤が残らないように水拭きで取り除き、さらにから拭きして乾燥させてください。
  • アルカリ電解水を使用し汚れを除去する場合は、汚れに直接吹き掛け、布地を傷めないように柔らかいブラシで軽くブラッシングし、水分と汚れを拭き取った後、しばらく乾燥させてください。
  • 油性のシミがついた場合は、速やかに、専用のシミ抜き剤をつけ、軽く叩きながら、汚れを落としてください。
    最後に、固く絞った柔らかい布で水拭きをし、さらにから拭きをして乾燥させてください。
    素材によっては、汚れが落ちない場合があります。

<注意事項>

  • 水分が付いたまま放置したり、シンナー、ベンジン等の有機溶剤、化学クロス等でのお手入れは行わないでください。
    万が一、変色したり、風合いが変わってしまった場合は、元には戻りませんのでご注意ください。
  • 次亜塩素酸水は使用しないでください。表面が変色したり風合いが変わってしまう場合があります。
  • 輪じみが残るのを避けるために、汚れ部分のみではなく全体を掃除してください。
  • 洗浄剤を使用することで、表面が変色、変質する場合がありますので、目立たないところで試してから行ってください。

【皮革部】

日頃のお手入れ方法

きれいな乾いた柔らかい布で、から拭きをしてください。

液体をこぼした場合

直ちに乾いた布で拭いてください。
汚れが落ちない場合は、布をぬるま湯に浸し、固く絞ってから拭いてください。

表面がかさついたり、固くなった場合

表面の汚れを取り除いた後、市販の家具用クリーナーをお使いください。
※弊社では皮用クリーナーをご案内しております。
(製品番号:S72022X)

〈注意事項〉

シンナー・ベンジン等の有機溶剤、アルコール、化学クロス、靴用クリーナー等でのお手入れは行わないでください。万が一変色したり風合いが変わってしまったりした場合は、元には戻りませんのでご注意ください。
整髪料は革を傷めますので、ていねいに拭き取ってください。

【ビニールレザー部】

日頃のお手入れ方法

水につけた布をよく絞って水拭きをし、さらにから拭きをして、乾燥させてください。

著しく汚れてしまった場合

速やかに、薄めた中性洗剤溶液を柔らかい布に浸して絞ってから、拭き取ってください。
洗剤が残らないように水拭きで取り除き、さらにから拭きして、乾燥をさせてください。

(耐アルコール性、耐次亜塩素酸ナトリウム性のものについて)

  • アルコールまたは次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒をする場合は、その後に必ず消毒剤が残らないように水拭きで取り除き、さらにから拭きして乾燥させてください。

<注意事項>

ビニールレザーの部分には、シンナー・ベンジン等の有機溶剤、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水、化学クロス、靴用クリーナー等でのお手入れは行わないでください。万が一変色したり風合いが変わってしまったりした場合は、元には戻りません。

(耐アルコール性、耐次亜塩素酸ナトリウム性のものについて)

  • アルコール、次亜塩素酸ナトリウム溶液はご使用できますが、次亜塩素酸水はご使用できません。
  • 消毒剤が付いたまま放置すると、変色や変形のおそれがあります。
  • 必要以上の頻度や濃度で拭くと、変色や変形、硬化を早める原因になります。
  • 消毒剤に定められた用法用量を厳守してください。

【アルミ部・スチール部】

日頃のお手入れ方法

清潔で乾いた柔らかい布で乾拭きしてください。
水分、指紋(皮脂)、埃等が付着した場合は、速やかに拭き取ってください

著しく汚れてしまった場合

中性洗剤を薄めた液で汚れを落とし、洗剤が残らないように水洗いして下さい。
その後、から拭きして下さい。

<注意事項>

アルミの場合、水分、指紋(皮脂)等が付着した状態で放置しますと、酸化し、光沢、風合いが失われます。

【天然木部】

日頃のお手入れ方法

きれいな乾いた柔らかい布で、木目の方向に軽く拭いてください。

著しく汚れてしまった場合

固く絞った柔らかい布で水拭きをし、さらに乾いた布で拭き、水分が残らないようにしてください。
弊社ワイピングクロスでの、から拭きをお薦めします。

<注意事項>

  • 次のものは塗装面を傷めますので、使わないでください。シンナー、ベンジン、アルコール、ラッカー類、石油、酢、熱湯、みがき粉 等。
  • 水拭きを頻繁にしますと、木部がひび割れを起こしますので、お止めください。

【樹脂部】

日頃のお手入れ方法

固く絞った柔らかい布で水拭きしてください。

著しく汚れてしまった場合

薄めた中性洗剤溶液を柔らかい布に浸して絞ってから、拭き取ってください。洗剤が残らないように水拭きで取り除き、さらにから拭きをして乾燥させてください。

<注意事項>

  • 強く擦らないでください。艶上がりが発生し、色味が変化します。汚れが落ちない場合は、手指消毒用アルコール剤を柔らかい布にしみこませ、拭きあげてください。
  • アルカリ、酸性の洗浄剤は使用しないでください。
  • 天板面を拭く際に洗浄剤が、化粧板(メラミン化粧板など)と縁材のすき間に染み込まないようにしてください。