山形県が東京国立博物館に寄贈する「次世代展示ケース」を設計、製作
山形県に拠点のある企業が参画した、有機EL照明を搭載したオール山形製の展示ケース
株式会社 岡村製作所は、このたび山形県が東京都台東区の東京国立博物館に寄贈する「次世代展示ケース」の設計と製作に協力しました。「次世代展示ケース」は、2016年3月23日からの特別公開「国宝土偶 縄文の女神」にて発表されます。
この「次世代展示ケース」は、山形県が県内産業振興を目的として、その技術力を誇る有機EL技術のPRを計画した際に、有機EL照明の展示ケースへの搭載を検討され、展示ケース製作で実績のあったオカムラに設計・製作の協力要請があったものです。この展示ケースは、紫外線及び熱を出さない有機EL照明をはじめ、オカムラの超高透過ガラス、天童木工の杉圧密材など、照明以外も山形県に拠点のある企業が参画する、オール山形製の展示ケースとなりました。山形県内企業共同製作として新しい試みを多く盛り込んだ次世代の展示ケースとして、山形県所有の国宝「土偶 縄文の女神」の展示にて発表されます。
「次世代展示ケース」の主な仕様
サイズ | 1100W×1100D×2200H(㎜) |
性 能 | エアタイト |
ガラス | 超高透過ガラス (透過率97.4%、反射率1.4%) |
開 閉 | スライド式 |
照 明 |
上部:有機EL 145×145(㎜)×16枚 Ra90、4000K、調光付き 下部:有機EL 145×145(㎜)×6枚 Ra85、2600~4500K(調色) 調光付き 演出シーン可変機能付き |
内 装 | スチール製展示台 |
外 装 | 木仕上げ(杉圧密材) |
免震台 | 下部免震装置 |
特別公開「国宝土偶 縄文の女神」の概要
期日:3月23日(水)~4月17日(日)
場所:東京国立博物館 本館 特別4室
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