オカムラグループの温室効果ガス排出削減目標が国際的なイニシアチブによるSBT認定を取得
株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:中村 雅行)は、オカムラグループが掲げる温室効果ガス排出削減目標が、パリ協定に準じた世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であるとして、国際的なイニシアチブ「SBTi(The Science Based Targets initiative)」によるSBT認定を取得しました。
■オカムラグループの温室効果ガス排出量の削減目標
対象項目 | 目標 | |
Scope1 | 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出 | 2030年度50%削減(2020年度比) |
Scope2 | 他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 | |
Scope3 | Scope1・2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他者の排出) | 2030年度25%削減(2020年度比) |
SBT(Science Based Targets)は、パリ協定が求める水準「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの」と整合した、5年~15年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことです。
SBTi(The Science Based Targets initiative)は、CDP(気候変動のグローバルな情報開示を推進するNGO)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で設立した国際的なイニシアチブです。企業が科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標を設定するよう働きかけ、企業の目標に対して独立した立場から審査し、認定しています。
オカムラグループは、オカムラグループ環境方針を定め、GREEN(環境配慮)のWAVE(波)を自ら起こし、その波に乗るという「GREEN WAVE」の考えのもと、目指すべき方向性を示した環境長期ビジョンを10年ごとに策定し、すべての事業活動で経営資源を活用して環境負荷低減を実践しています。環境長期ビジョン「GREEN WAVE 2030」においては、温室効果ガス排出量削減などの気候変動への対応や、水資源使用量の削減、生産プロセスにおける生産廃棄物の排出量原単位削減などについて定量目標を設定しています。
オカムラグループでは、「人が活きる環境の創造」「従業員の働きがいの追求」「地球環境への取り組み」「責任ある企業活動」の4つの観点からサステナビリティ重点課題を特定し、取り組みを推進しています。「地球環境への取り組み」では、「気候変動への対応」を重点課題の一つとして捉え、2050年カーボンニュートラルを目指し、生産拠点における省エネルギー化や事業活動で使用する電力の再生可能エネルギー利用促進などに取り組んでいます。SBT認定を受け、グループ全体での温室効果ガス排出削減への取り組みをより加速させ、脱炭素社会実現に貢献していきます。
□オカムラウェブサイト サステナビリティ情報
https://www.okamura.co.jp/company/sustainability/
参考
□オカムラ 2022年3月2日ニュースリリース
国際的な環境イニシアティブ「RE100」および「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」へ加盟
https://www.okamura.co.jp/company/topics/other/2022/re100_jclp.html
□オカムラ 2021年6月29日ニュースリリース
カーボンニュートラル実現に向けて2050年CO2排出実質ゼロを目指す2030年度CO2排出量削減目標を改定
https://www.okamura.co.jp/company/topics/other/2021/carbon-neutral_tcfd_202106.html
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