オフィスの環境ニーズに応えるイス型タスク空調「クリマチェア」が環境・設備デザイン賞最優秀賞を受賞
株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中村 雅行)とダイダン株式会社(本店:大阪市西区、代表取締役社長:藤澤 一郎)が共同開発したイス型タスク空調「クリマチェア」が、一般社団法人 建築設備綜合協会主催の第18回環境・設備デザイン賞の設備器具・システムデザイン部門において、最優秀賞を受賞しました(代表応募者:ダイダン、共同応募者:工学院大学 野部 達夫・オカムラ)。 「クリマチェア」は、オフィスの執務者の快適感向上を目的として、オフィスチェアに空調を組み込み、座面や座面横からの送風および加熱を可能にしたイス型のタスク空調です。「オフィスでのよりよい執務環境を提供できること」とともに「新型コロナウイルスの影響で自然換気が求められるなか、各執務者の暑さ、寒さ対策に有効なこと」が評価されました。
環境・設備デザイン賞概要
建築設備分野において従来あまり意識されることのなかった審美性などの「感性」に関する要素に焦点をあて、これに「機能性」「経済性」と環境問題も視野に入れた「社会性」を加えた4つの評価軸により、総合的かつ客観的な評価を行い、優秀な「環境・設備デザイン」を表彰するものです。
主催 | 一般社団法人 建築設備綜合協会(会長:秋元 孝之 芝浦工業大学 教授) |
概要 | 下記の3部門でそれぞれ最優秀賞、優秀賞、入賞、BE賞が授与される 設備器具・システムデザイン部門(対象:設備器具・設備機器・設備システム) 建築・設備統合デザイン部門(対象:環境建築物) 建築・設備統合デザイン部門(対象:ランドスケープ) |
審査委員長 | 古谷 誠章(早稲田大学 教授) |
クリマチェア概要
オフィスチェアに空調を組み込み、座面や座面横からの送風および加熱を可能にしたイス型のタスク空調です。ダイダンとオカムラは、空調機能をオフィスチェアに組み込む研究を共同で行い、製品化しました。送風モードと加熱モードを選択可能で、出力を5段階で調整可能です。座面横に付したスイッチにより、使用者が自由にモードと風量を調整できます。
送風モード(暑さ対策): 座面より吸い込み、座面横から送風
加熱モード(寒さ対策): 座面内のヒーターで加熱
充電式のため、一般的な使用状況(平均利用時間4時間と想定)において送風モードで3日強、加熱モードで1日、最大出力時において送風モードで約10時間、加熱モードで約5時間の連続駆動が可能です。使用者一人ひとりが自由に好みの涼しさ・暖かさに調節できるパーソナル空調を実現し、快適な温熱環境を提供します。
またクリマチェアはダイダンのクラウド型自動制御システム「リモビス」と連携可能です。クリマチェア(タスク域)の使用状況に応じて居室全体(アンビエント域)の空調を最適化することで省エネルギーかつ快適なタスク・アンビエント空調を実現できます。
- 一般社団法人 建築設備綜合協会主催 第18回環境・設備デザイン賞
ウェブサイト http://abee.or.jp/designaward/past/18/
(参考)オカムラ 2019年1月28日 ニュースリリース
空調イス「クリマチェア」をダイダンと開発
https://www.okamura.co.jp/company/topics/office/2019/klimachair.php
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