岡村製作所の8製品が「2014年度グッドデザイン賞」を受賞
食堂用家具「canteen(キャンティーン)」は「グッドデザイン・ベスト100」にも選出
株式会社 岡村製作所の8製品が2014年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。また、そのうち食堂用家具「canteen(キャンティーン)」は、「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されました。岡村製作所は1962年に初受賞してから継続して受賞しており、今回を合わせて505点の製品・施設が受賞、業界ナンバーワンのグッドデザイン受賞数となっています。グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されています。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。また「グッドデザイン・ベスト100」は、全てのグッドデザイン賞の中から「明日を拓くデザイン、未来を示唆するデザイン」として審査委員会により特に高い評価を得た100点です。このたび、8点という多数の製品が、それぞれの高いデザイン性や機能性など、さまざまな特徴を評価されての受賞となりました。
受賞した8製品のご紹介
グッドデザイン賞 受賞製品:
食堂用家具「canteen(キャンティーン)」
オフィスシーティング「Sylphy(シルフィー)」
ミーティングテーブル&チェア「PARCEL(パーセル)」
講義室・共同学習スペース用デスク「L‐table(エルテーブル)」
コンフォタブルチェアベッド「Ipsia(イプシア)」
患者チェア「LT92」
メディカルコンソールユニット「MULTI WAND(マルチヴァント)」
パーソナルリクライニングチェア「Ruscello(ルシェロ)」
「グッドデザイン・ベスト100」選定製品:
食堂用家具「canteen(キャンティーン)」
食堂用家具「canteen」 ※「グッドデザイン・ベスト100」選出製品
プロダクトデザイナー深澤直人氏デザインの、社員食堂やカフェ向けのチェアとスツールとテーブルで構成した食堂用シリーズ家具です。快適な座り心地はもちろん、並べた時の美しさと外周を滑らかな一筆書きの線のように描いた脚のフレーム形状が特徴です。素材は、地球温暖化防止、生物多様性、国内の森林の健全化を目的とし、すべて国産木材(クリ・カバ・ナラ)を使用しています。木製部分のカラーは、木材の質感や色のばらつきに関係なく材料を余すことなく使うために、グレーに塗装しています。
オフィスシーティング「Sylphy」
人がそっと触れるような優しく包み込まれる座り心地を追求し、従来の調節機能に加えて新たに体と背もたれのフィット感を向上させたオフィスシーティングです。「バックカーブアジャスト機構」は背の横方向のカーブを調節でき、腰回りのサポート力を向上させます。背と座のリクライニング機構は、従来の後方へのリクライニングに加え、前方にも傾くように調整できるようにしました。この前傾姿勢をとることで、骨盤を起こして背骨のS字カーブを保ち、腰の負担を軽減することができます。座面は硬さの異なる3種類のウレタンを一体成型したもので、前方は太ももを圧迫しない柔らかさ、後方はお尻をしっかりとサポートする硬さを実現しました。座った時の体圧を分散し、長時間座った時の血流の滞留を防ぎます。
ミーティングテーブル&チェア「PARCEL」
温かみのあるシンプルな木製脚のメッシュチェアとテーブルによる、木製家具シリーズです。通気性も良く適度な弾力性のあるメッシュ素材をチェアの背と座に使用し、からだ全体を優しく包み込む快適な座り心地です。テーブルの天板と脚の接合部にはアルミ部材を使用し、テーブル自体の強度を高めるとともに、デザインのアクセントとなっています。メッシュカラーと木目カラーが豊富なバリエーションのチェアと、デザインを合わせたテーブルとの組合せにより、さまざまなシーンに調和する家具シリーズです。
講義室・共同学習スペース用テーブル「L‐table」
無駄な要素を極力省いたシンプルなデザインと、使用時の安定感や収納性など学びの空間で求められる機能を両立した講義室・共用学習スペース用テーブルです。使わないときにはコンパクトにスタッキングでき、人数やスペースの広さに合わせて空間を有効的に使用できます。従来型の講義だけでなく、テーブルを組み合わせて行うグループワークなど、多様化する教育スタイルにもフレキシブルに対応します。脚をアシンメトリーに配置した独創的な構造により、テーブル同士を組み合わせるレイアウトの作業や机を積み重ねるスタッキング収納を今まで以上に簡単にできるようにしました。スタッキング時の形状の美しさにもこだわり、安定した収まりになっています。
コンフォタブルチェアベッド「Ipsia」
人工透析や化学療法治療を行う患者が、心地よく安心して過ごせるチェアベッドです。治療に長時間かかる患者に、少しでもくつろげる環境を提供できるよう、患者の快適性を一番に考えました。身体を包み込みしっかりホールドするシートや、大型のアームレストが、ベッドのような安心感を生みだします。背もたれ上部には優れた音質のスピーカーを内蔵し、テレビモニターを接続することで、劇場のような空間をつくり出します。リモコン操作で姿勢を自在に変えることができ、好みに応じた姿勢をとることが可能です。シート角度の変化や高さ調整は、無理のない看護姿勢をスマートにサポートします。
患者チェア「LT92」
患者が安心して座れて、医師が効率的に診察を行えるチェアです。座面は体をしっかりと支え快適な座り心地で、体格に合わせて簡単に上下調整ができます。高齢者でも安心して立ち座りができるように、座面は回転せず固定しています。医師の診察内容によっては座の固定を解除し、簡単に回転させることもできます。座の回転は、座の向きを元に戻せば自動でロックがかかることで固定します。患者のチェアのグレードを高め、医師のチェアと対等にすることで患者の緊張感を和らげます。
メディカルコンソールユニット「MULTI WAND」
病室や集中治療室で使用する壁面ユニットです。パネル内に医療ガス配管や電気配線を通すことができ、治療に必要な器具の電源やガスの取り出し口を自由な位置に設置できるので、ニーズに合ったレイアウトが可能です。病室レイアウトの変更に伴うガスの取り出し口の移設も簡単に行うことができます。スタッフが使用するパソコンや生体情報モニターなど、さまざまな医療機器をパネルに取り付けることができるため、ベッド周りのスペースが広がり、患者への圧迫感の軽減や医療スタッフの作業効率を向上させます。インテリア性の高いスッキリとしたデザインが居心地良い空間を演出する、今までにない新たな価値を創造するメディカルコンソールユニットです。
パーソナルリクライニングチェア「Ruscello」
長時間座っていても常に快適な座り心地を提供するホームユースのパーソナルリクライニングチェアです。背全体にメッシュ素材を採用し、通気性の良さはもちろん、包み込まれるような独特の座り心地です。透過性のあるメッシュの張地の効果により、家庭内で使用しても圧迫感を与えないデザインです。エルゴノミクス機構である当社独自のアンクルチルトリクライニング機構や異硬度ウレタンフォームといった先進的な機能を搭載しています。座ったままの自然な姿勢で、肘の先端に装備された操作レバーにより、座面の高さとリクライニングの角度を調節できます。
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