照明システム「次・オフィス ライティングシステム」導入の東京むさし農業協同組合様 本店が「省エネ・照明デザインアワード2012」グランプリを受賞
株式会社 岡村製作所の照明システム「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)」を導入いただきました東京むさし農業協同組合様 本店(東京都小金井市)が「省エネ・照明デザインアワード2012」において公共施設・総合施設部門にてグランプリを受賞されました。
「省エネ・照明デザインアワード」は環境省による、優れた省エネ効果を達成しながらも魅力的な空間を創り出し、電力のピークカットにも貢献する新たな省エネルギー型の照明デザイン(省エネ・照明デザイン)である施設等を選定する表彰制度です。
東京むさし農業協同組合様 本店は、LED照明の積極的な導入とともに、竹かごをモチーフとしたデザイン性の高い外装ルーバーによる外光利用、「次・オフィス ライティングシステム」を用いたタスク・アンビエント照明など、サーカディアンリズム※に配慮した健康的かつ快適なオフィスとして高く評価されました。
※ サーカディアンリズム
人間は脳内にある体内時計からの指令に従って朝に目覚め、日中は活動し、夜に眠るというリズムを周期的に繰り返しています。自然環境に適合したこの約1日周期のリズムを「サーカディアンリズム」といい、ビジネスパーソンの活動にも影響を与えています。
省エネ・照明デザインアワード2012について
東京むさし農業協同組合
次・オフィス ライティングシステム
受賞概要 "機能的で斬新なデザインと、自然環境に配慮したECO設計"
2012年、分散していた各部門を集約し、業務の効率化と更なる組合員・利用者サービスの向上を目指し誕生した東京むさし農業組合様 本店では、多様な環境対策に取り組まれています。
建物南面に設置した「ECOかごルーバー」は外光の明るさを取り入れつつ、直射日光を適度にカットすることで室内温度の上昇を押さえ、空調負荷低減にもつながっています。また、LED照明の積極的な導入とともに室内共用部では調光制御、人感センサーを活用。執務エリアでは天井照明を設けず、サーカディアンリズムや自然光の経時変化に則って自動調光する「次・オフィス ライティングシステム」を用いたタスク・アンビエント照明としています。これらの対策により、今後10年間の照明に関する施設運営費は、従来に比べ累計62.7%の削減効果が期待されています。さらに、照明以外にも太陽光発電パネルや井戸の設置、氷蓄熱方式による空調、屋上緑化といった環境対策技術を積極的に導入。このような総合的な環境対策による優れた省エネ効果と、健康的で快適な作業環境を実現するオフィスが評価され、今回の受賞となりました。
照明システム「次・オフィス ライティングシステム」
- 製品の特徴
「次・オフィス ライティングシステム」は、サーカディアンリズムに則った照度と色温度の経時変化を無線でコントロールするLED照明システムです。
演色性・拡散性に優れたLED光源、アッパーライトによるまぶしさの軽減、そしてサーカディアンリズムによる自動調光が、人間にとって過ごしやすい快適な光環境を創出します。
また、LEDの採用による長寿命、水銀レス、省エネルギーといった環境配慮の実現、レイアウト変更への柔軟な対応など、一般的なオフィス照明(蛍光灯天井照明)にはない特徴があります。
- オフィスへの導入効果検証
1.省エネ効果
「次・オフィス ライティングシステム」を導入したオフィスでは、導入前(一般的なオフィス照明)に比べ、電灯電力使用量を約60%削減、オフィスの省エネに優れた効果を発揮します。
2.生体機能効果
九州大学大学院・安河内 朗 教授と株式会社岡村製作所 オフィス研究所による共同研究の結果、「次・オフィス ライティングシステム」の下で働くオフィスワーカーの日中の覚醒度(眠気のなさ)、パフォーマンス(反応時間)は高く維持され、自覚症状として「だるさ感」と「不快感」の軽減といった効果があることが認められました。
3.心理的効果
「次・オフィス ライティングシステム」と一般的なオフィス照明、それぞれの下で働くオフィスワーカーを対象とした意識調査の結果、「次・オフィス ライティングシステム」は、空間に「リラックス感」や「ゆとり感」のある雰囲気・印象をもたらし、「気分や思考の転換がしやすい」といった好作用を与える傾向がみられました。
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