展示ケース「AZERIA G4(アゼリアG4)」が「2012年度グッドデザイン賞」を受賞

受賞・認定 教育・文化施設
2012年10月23日 ※記載内容は発行時のものです

株式会社 岡村製作所の展示ケース「AZERIA G4(アゼリアG4)」が、「2012年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。 「AZERIA G4」は展示品をより美しく演出するためにケース本体をガラス張りで構成した、シンプルなデザインの展示ケースです。業界初となる着脱式の面発光LED照明は、鑑賞者の目に直接光が入らないように配光を制御し、調光機能と調色機能を使うことで、展示企画に合わせた最適な照明環境を提供いたします。また、気密性の確保、防虫機能や内装材の採用、開閉履歴を管理できるRFIDタグ認証の電子錠の採用など、展示品を安全に保存するための機能を備えています。展示ケースに求められるさまざまな要素を満たした機能とデザインが評価され、今回の受賞となりました。
「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が1957年に創設した日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。

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【審査委員の評価】
「当たり前のことだが、展示ケースは美術品をより美しく、文化財などは特徴をより分かりやすく見せる使命がある。しかし単純に思えるこの要求はそう簡単には実現できない。展示ケース「アゼリアG4」は展示ケースが求める要求を高次元にまとめあげた秀作と言える。ガラス張りで構成される本体はフレームが存在しない。ムラのない均一なLED照明により、鑑賞者の目に刺激を与えず、展示物の性格にあわせ、学芸員がリモコンによって調整できる配慮がなされている。また、RFIDタグの電子錠によって開閉の履歴が残せ、カギ穴すらない徹底ぶりである。日本のモノづくりの心意気を感じたデザインである。」

展示ケース「AZERIA G4」について

美術館や博物館において展示ケースは「見せる」と「収める」という機能が求められてきましたが、この製品は一歩進んで「魅せる」と「護る」という機能を両立した展示ケースです。展示ケースの存在を極力意識させずに展示品に集中できる環境をつくりだし、貴重な美術品や文化財などを安全に保管しやすい機能を備えています。

鑑賞者が作品に集中できるデザイン

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子供から高齢者まで幅広い年齢層が鑑賞するため、なるべく同じ条件で鑑賞できるよう全面をガラスで構成し、高い視認性を実現しました。全面ガラス張りにするために開発された片面接着技術によりケースの目地を極力無くし、より鑑賞しやすくなっています。シンプルな展示ケースは展示品をより際立たせます。

また業界初となる着脱式 面発光LED照明を採用しています。展示面を照射するよう配光を制御することで光漏れを軽減、鑑賞者の目に直接光が入らないように配慮しました。加えて調光機能と調色機能で、展示企画に合わせ最適な照明環境を提供します。

作品を安全に保存する機能

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気密性の高いパッキンでガラス扉を密閉し、調湿剤を併用することで一定の湿度を保持し、調湿機能を確保しました。 また、防虫機能の高い内装材を採用し、展示品の劣化原因となる有機酸・アンモニアの放散を極限まで抑えた専用合板を使用しています。さらに紫外線を含まない光源により展示品の劣化を回避します。

ケース扉の錠をRFIDタグ認証の電子錠に切り替えることで、シリンダー錠のカギ穴がなくなりケース外観をよりシンプルに仕上げると同時に、開閉管理の記録を残すことも可能です。
後世に残していくべき貴重な展示品の劣化を軽減し、安全に保存するためのさまざまな機能が備わっています。

また業界初となる着脱式 面発光LED照明を採用しています。展示面を照射するよう配光を制御することで光漏れを軽減、鑑賞者の目に直接光が入らないように配慮しました。加えて調光機能と調色機能で、展示企画に合わせ最適な照明環境を提供します。

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