農林中央金庫グループで投資運用・助言業を行う農林中金バリューインベストメンツ様は、国内外における上場株式への長期厳選投資をコンセプトに業務を展開しており、事業拡大・人員増加に伴い本社を移転しました。
新オフィスのコンセプトは "『対話』と『集中』"。経営方針である「シンプルかつフラットな情報共有と生産」「知的生産活動における最大限の創意工夫」を反映した空間をデザインしました。
シンボルとして中央に階段ベンチ式対話スペースと大型マルチモニターで構成した「コロッセオ」を配置。社内プレゼンだけでなく、社外の方々を招いたカジュアルスタイルでのセミナーも行う場です。大会議室では個人投資家向けの勉強会開催等、新オフィスが新たな取組みに活用されています。
また、回遊性を意識したプランにより、自然と『対話』が生まれ創造性が高まるオフィスを目指しました。個室にガラスを多用し開放的な環境とする一方、「徹底的な分析力」を高めるべく3種類の集中ブースを設置。気分をリフレッシュしつつ『集中』して分析業務に専念できます。
プロジェクトの詳細
所在地: 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル14階
オフィス対象面積: 約460㎡
オフィス対象人員: 約25名
インテリア竣工: 2019年 12月
デザイン担当: オカムラ・鈴木陽菜
鈴木 陽菜
オフィス選定時にポイントになったという“日比谷公園を一望する眺望”を活かし、また“セミナー開催などでオフィスにお客様をご案内する”という新オフィスへの要望を実現するために、ゾーニングやプランを練り、斜めの動線やガラス間仕切りをご提案しました。また、業務特性を考慮して集中と交流を両立したオフィスを目指しました。
打合せの中で、プランや素材、カラーに対しての社員の方々の様々な要望を聞き、新オフィスへの期待や自分たちで快適な場を作りたいという思いを感じるとともに、“お客様と一緒にオフィスを作っている“という気持ちになることができ、設計担当として楽しくプロジェクトに取り組むことができました。オカムラをパートナーに選定いただき、移転後に“満足のいくオフィスになった”との声をいただき、大変嬉しく思います。
社員の方々にとって、新オフィスが今まで以上に“分析力”や“創造力”を発揮できる場となれば幸いです。