株式会社あおぞら銀行 様
あおぞら銀行様は、大地震に備えて耐震性が高く非常用の電源装置が整備されたソフィアタワーへの移転を行いました。個人のお客様向けの店舗を1Fに構えるなど、大手銀行が大学のキャンパスに本店を設けるのは初の試みです。
オフィスレイアウトのテーマは「streetと交差点」。縦横に設けた動線(street)が交差するエリアに、フロア内の共有機能(OA・リフレッシュコーナー)を集約配置し、人と人を繋ぐ仕掛けを施しました。一方、個室は基本的にコア側に配置し、窓側は行員の「働く場」として開放しています。
今回の移転を機に、ABW(Activity Based Working)による「働く場」の選択・フリーアドレス制の導入にも取り組んでいます。集中と交流に十分配慮しながら、その日の業務に合わせた「働く場」を選択できる空間とし、生産性・創造性を高めるオフィスを目指しました。また、7~16Fという多層構成を利用し、オフィスフロア10層を「欅の木」に見立て、各フロアのテーマカラーを設定し、各フロアの柱面にはテーマカラーのパネルを施しました。
シンプルで機能的なデザインを基本としながらも、行員の方が新たな働き方に挑戦できる、一歩先の未来を見据えた銀行のオフィスとなっています。
プロジェクトの詳細
所在地: 東京都千代田区麹町6-1-1
対象面積: 13,200㎡
オフィス対象席員: 1,500席
インテリア竣工: 2017年 4月
デザイン担当: オカムラ・後藤 敏和/武田 京子/木和田 真里(オフィスエリア設計)