株式会社オカムラ
オカムラの生産拠点のうちシーティング・チェアのマザー工場ともいえる追浜事業所では、"これからのエンジニアが働く環境のあるべき姿"とは何か を追求するため、自社生産拠点のモデルオフィスとすべくオフィスを刷新しました。
エンジニアのワークスタイル変革として業務効率の更なる向上を目指すため、執務エリアには業務内容に応じた集中環境を整え、部門内ですぐに情報共有できる場を随所に配置しています。
また、異部門間での新しい繋がりを発見する場とし、収納には各部門の共有書類・材料サンプルなどが見えるように配置し、情報共有を促しています。
さらに、オフィス中央のコミュニケーションラウンジには、リフレッシュ機能やタッチダウン席を設けています。ラウンジ内の動線上にはモックアップ置き場や討論の場も用意し、あえて人が交わる箇所に設けることで部門を越えたコミュニケーションを促しています。
プロジェクトの詳細
所在地: 神奈川県横須賀市浦郷町5-2944-1
対象面積: 1,100㎡
オフィス対象人員: 120名
インテリア竣工: 2016年 8月
デザイン担当: オカムラ・安田 麻子(オフィス・インテリアデザイン)
安田 麻子
生産拠点のエンジニアが働きやすいオフィス空間を目指すに当たり、現状の働き方の課題を改善し、これからの働き方に何が必要かを考えながら設計を進めました。その結果、オフィス空間は交流を促す場を中心に回遊性のあるレイアウトとしました。
社内外の交流の場所であるコミュニケーションラウンジは、書物やサンプルが自然と目に入るライブラリーのような空間にしたいと考え、落ち着きのある木目を基調とした本棚やカフェ空間を設けシンプルなデザインで仕上げました。
またデスクスペースのレイアウトは、部門特性にあわせて効率よくアレンジできるようグリッド構成としました。
それぞれの業務に合わせて必要な機能を追加したり、社員が自ら場を使いこなし、変化させていくことで「エンジニアにとって働きやすい空間」を考えていく場となれば嬉しく思います。