働き方・働く場の研究と視点
KNOWLEDGE「SCOPE - はたらき方のトレンド 2024」 RELEASE
はたらき方に対する私たちの考え方は新たな局面を迎えています。
「出社率は何割か」、「リモートかリアルか」といった議論は
2023年中に一区切りついたと感じている人も多いはずです。
ふと目を向ければ、仕事に対する価値観は大きく変わりつつあり、
そして新たなテクノロジーの波が押し寄せてきています。
こうした状況にどのように臨むべきなのでしょうか。
オカムラは、2024年のはたらき方の指針にすべきテーマを
「LIFE」「WELL」「COMMUNICATION」の視点から9つの項目にまとめました。
2024年、日本の「はたらく」を
取り巻く9つのトレンド
2020年からのコロナ禍以降、はたらき方は短期間で目まぐるしく変化してきました。私たちはいま、自分自身や人に対してより適した働き方を考えなければならない局面を迎えています。
そこでオカムラでは、2024年のはたらき方の指針にすべきテーマを「LIFE」、「WELL」、「COMMUNICATION」の3つのカテゴリーを設け、カテゴリーごとに3つの切り口に分けてデータを示しながら今の時代に合った「はたらく」についての考え方をまとめました。
LIFE
「はたらく」について考える際、近年は「ライフ=私生活」と関連させて語られることが多く、さらに「ライフ=人生」としてとらえる視点も現れてきました。そこで「LIFE」をキーワードとして、この視点から「働きがい」「ライフワーク」「柔軟性」という切り口でデータやはたらき方に対する考え方を提示しました。
WELL
すべての人が健康で公平さを感じながら暮らすことへの関心が高まっています。そこで「WELL」をキーワードにして、これに関する2024年のトレンドを「利他と多様性」「ストレスの適正化」「使いやすさ」の3つに設定し、データやはたらく環境に関する考え方を示しました。
COMMUNICATION
ひとりで完結する仕事もありますが、どんな業界・業種であっても、仕事をする際には必ず誰かと何かしらのコミュニケーションが発生するものです。そして、デジタル技術の進化によりコミュニケーション手段はますます多様化しています。せっかく人と人が交わるのであれば、円滑にコミュニケーションをとり、お互いに力を引き出し合いながら最高の成果を出したいもの。そこで、「COMMUNICATION」というカテゴリーを設け、「チーム」「以心伝心」「AI 」という3 つの視点から「はたらく」について考察しています。
2024年以降のはたらき方を
もっと充実させるために
立場や状況によってそれぞれの優先順位は変わると思いますが、この9つを意識していれば、きっとゴールとなる「はたらく」は間違った方向に行かないと確信しています。より良い「はたらく」を実現するために、オカムラはこれからも未来を想像し続けていきます。
発行日:2023年12月
発行:株式会社オカムラ ワークデザイン研究所