働き方・働く場の研究と視点
KNOWLEDGEKNOWLEDGE 2021「はたらく距離感」RELEASE
「はたらく」にまつわる研究データを集めた
「KNOWLEDGE - WORK DESIGN REVIEW 2021」を発行しました。
今号では、オカムラのワークデザイン研究所で蓄積したデータをもとに、
「はたらく距離感」に関する調査結果を特集。
さらに、後半ではオフィスの面積データやオカムラのタスクシーティングの変遷、
有識者へのインタビューなどもご紹介しています。
2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、私たちの働き方に大きな変化が訪れました。多くの人が在宅勤務を経験し、いまではリモート中心の働き方を実践している人も多いでしょう。一方で、集まることの大切さを感じた人も多かったのではないでしょうか。私たちの周りには、さまざまな距離感があります。働く場所との距離感、情報との距離感、上司と部下との距離感、チーム内のメンバーとの距離感... 。場所や時間にとらわれずに働くことができるようになり、距離の取り方も感じ方も、一人ひとり異なる時代になりました。これまで、私たちが当たり前のようにオフィスに集まっていたのはなぜだったのか。改めて集まることの意義が問われています。働き方や働く場所を選択していく際に参考となるワークデザイン研究所の多様なデータを紹介しながら今号では" はたらく距離感" について考えていきます。
*今号より『WORK MILL RESEARCH』から『KNOWLEDGE - WORK DESIGN REVIEW』へと誌名を変更しました。
FEATURE #01
はたらく距離感
コロナ禍をきっかけに、自宅やシェアオフィスといった、オフィス以外の場所からのリモートワークが定着し、以前よりもワーカーが働く場所を自由に選択できるようになりました。そんな状況の中、ワーカーは「オフィス」というものをどのようにとらえているのでしょうか。
このコロナ禍で、オフィスとの距離、一緒に仕事をするメンバーとの距離、仕事との距離といった働き方に関する距離の取り方はますます多様になってきました。働き方の実態やこれからの要望についてワーカーの意識を探っていきます。
FEATURE #02
行きたくなるオフィス
リモートで働くことも選択できる状態で、ワーカーがわざわざオフィスに行って働こうと思うのはどんな条件がそろっているからでしょうか。行きたくなるオフィスについて紹介しています。
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FEATURE #03
つながりを促すために
コロナ禍で、一緒に仕事をするメンバーと離れて働きながらも、そのつながりの大切さを改めて認識した人も多いのではないでしょうか。一緒に仕事をするメンバー同士のつながりを促すための工夫は企業によって様々ですが、どんな施策が有効に活用されているのか、また、それによりどのような効果がもたらされているかを調べてみました。
FEATURE #04
オンライン会議の新しい作法
コロナ禍をきっかけに、ぐっと身近になったオンライン会議。最初は不慣れで、上手く使いこなせなかった人も多いはずです。オンライン会議は、聴覚のみに頼る電話とは異なり「遠隔地で、複数人数が視覚と聴覚を介して行う」という特徴をもつコミュニケーション手段です。私たちはどのようにオンライン会議に参加し、使いこなしているのか、調べてみました。
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TREND
レイアウトデータからみるオフィスの現在
オカムラでは、オフィスづくりの指標となる優良オフィスを対象とし、レイアウトに関する基礎データを継続的に収集しています。今回はその中から「1人当たりのオフィス面積はどのくらい?」「会議室はいくつつくる?」など、オフィスづくりのベンチマークを設定するうえで参考となるデータをご紹介します。
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SOLUTION
変わるオフィスの空間構成と座席のとらえ方
働き方の変化にともなって予想されるオフィスの空間構成の変化と座席のとらえ方について、新しいアイデアを紹介しています。
その他、働く環境の変化に対応しながら進化してきたオカムラのタスクシーティングの変遷や、長年にわたって「はたらき方」の研究をしている松下慶太氏への仕事や職場、人との間における「はたらく距離感」についてのインタビューなどもご紹介します。