株式会社JSOL 様 「社員と、顧客と、社会と一緒につくるサステナビリティ」の実現に向けた環境づくり ――JSOL新本社オフィスはなぜ働きやすく環境負荷も低いのか?

2006年に日本総合研究所から会社分割により設立され、現在はNTT DATAおよびSMBCグループの一員である株式会社JSOL。ITコンサルティング、システム設計、開発、運用、保守など、IT活用に関するあらゆるフェーズでソリューションを提供し、確かな信頼を集めています。同社は設立以来、東京・晴海に構えていた東京本社を、2022年11月に移転しました。新オフィスは、利便性の良い九段下エリアに建つ、環境性能の高いCO₂フリービル。長年にわたり持続可能な社会に向けた取り組みを実践する、JSOLの新たな本拠地が誕生しました。
JSOLはパーパスに「変化を見通し、確かな未来をカタチ創る。」を掲げ、お客様とともに社会のサステナビリティに貢献することを宣言しています。そのためには、それを実行していく社員一人ひとりが、多様な個性と自主性を発揮していきいきと活躍できる、働きやすく働きがいのある環境づくりが重要だと捉えています。今回のプロジェクトでは、働きやすい環境づくり実現のために、社員の通勤を含む移動時間削減を見込んだ、交通アクセスの良い魅力的な立地への移転を最優先にして進められました。オフィスは以前に頓挫していたフリーアドレス制度を再開し、レイアウトを全面的に見直し。オフィス面積を2/3弱に縮小しながらも、コミュニケーションを促す場、オンライン会議しやすい場、集中して業務を行える場など、多様なシーンに合わせてワークプレイスを整備しました。
また地球温暖化防止に向けた取り組みとして、新規購入するオフィス家具のCO₂排出量をオカムラが計算し、クレジット購入によりオフセットする「カーボンオフセットプログラム」を採用。オフィスからも持続可能な社会づくりに貢献しています。
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12階の執務エリア。日本武道館や皇居の緑が広がる眺望の良い窓際空間は、ワークシーンに合わせて働く場所を選べるABW席に。心理的なリフレッシュ効果が期待できクリエイティビティを刺激する。執務エリアとはオープンな意匠棚でゆるやかに仕切り、明るさを取り入れながら空間全体に一体感を生んでいる。


フリーアドレスと併せて、荷物は個別ロッカーに保管する運用を取り入れている。執務エリアが整頓されオフィス全体が美しく保たれることで、作業効率の向上が期待できる。
リラックス感のあるカフェエリアは、オン・オフのモードを切り替えできる場。肩の力を抜いた会話を促したり、掘り込み型のファミレスブースに移動してじっくり議論を深めることも。





執務エリアの一角には放送局のようなウェビナースタジオも完備。専用の機材を揃え、安定的な配信環境を実現している。壁3面のグラフィックデザインを変え、用途に応じて背景を使い分けできる工夫も。

オープンイベントスペースは、連日イベントや研修会などが開催される活気ある場。家具を自由に移動させることができ、所属を超えたコミュニケーションの場として活用されている。同じフロアには、利用人数や目的に合わせて自由に使い分けられる個性豊かな会議室も充実している。




オフィスでできるサステナブル活動として長年ペーパーレス化に取り込み、ゴミ箱の設置も必要最小限に。空間に溶け込むようなデザインながら、オフィススペースの効率化を叶えている。


文房具などの置き場を集約し、モノと人を紐づけずに備品はみんなで共有する運用を実施。個人での保管スペースは不要となり、管理面でも過剰在庫を抱える必要がない。社内便ポストや書類提出窓口もまとめ、効率化とともに生産性を高めている。

Data
- 企業名
- 株式会社JSOL
- 所在地
- 東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス
- 納入時期
- 2022年11月