
オフィスのデザインはコミュニケーションの活性化に影響する?
コロナ禍以降、仕事のスタイルは大きく変化しました。リモートワークの導入が進む一方で、オフィス内での対面コミュニケーションの機会をどのように持つべきか、さまざまな企業が試行錯誤を重ねています。オンラインミーティングやチャットツールをまじえた遠隔コミュニケーションを経験したことで、オフィスでの直接的なコミュニケーションの有効性を改めて実感した企業も多いのではないでしょうか。
本稿では、アイデアを発散させるシーンで行われることが多い、「ブレインストーミング」に着目。ブレインストーミングは、チーム全員がアイデアを出し合い、意見を交換することで、より良い意思決定や問題解決が可能となるコミュニケーション方法の一つとして知られています。ブレインストーミングを成功させるには、参加者全員がフレンドリーな雰囲気で、たくさんのアイデアを出し合えるようにすること。そして、特定のアイデアを批判したり、発言を否定したりすることを避け、全てのアイデアを尊重することが大切です。
今回オカムラでは、このブレインストーミングを行う際の家具・空間に注目し、東京大学と共同で研究した結果を紹介します。
空間の雰囲気がアイデアの数に影響 カジュアルな会議室では4割増
今回の研究では、5名ずつ2グループにわかれ、下記の会議室でそれぞれブレインストーミングを行いました。
・白い壁で会議テーブルとイスのある通常の会議室(硬い雰囲気)
・オレンジ色の壁とカラフルなカーペットが敷かれてある会議室(カジュアルな雰囲気)
両グループとも1テーマにつき10分間のブレインストーミングを行い、アイデアが出てくる数を比較しました。その結果、通常の会議室に比べて、カジュアルな会議室ではアイデア数が約4割増となりました。

研究の結果を見ると、色彩をはじめとする空間のデザインは、ブレインストーミングの重要な要素である「フレンドリーな雰囲気」を醸成するのに寄与しているのかもしれません。
まとめ
ブレインストーミングに限らず、オフィスの空間デザインは、ワーカーの深層心理に影響を与え、様々なコミュニケーションにも影響している可能性があります。リモートワークが増え、オフィスでのコミュニケーション機会が減った今だからこそ、その機会を最大限に活用できるように配慮しておくことは大切だといえるでしょう。
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イラスト:ウラケン・ボルボックス
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