Real Voice 1

守山市長 森中 高史

今までの庁舎の殻を打ち破って
新しいことの生まれる場に
していきたい

守山市長 森中 高史
Interview
Community Hub

新たな動きを
紡ぎ出すことのできる
熱気の生まれる
庁舎にしていきたい

スタートした新庁舎では、どのようなことをお感じですか?

幅広い年代の方々に、ふらっと足を運んでいただける場になっていると感じます。庁舎1階のカフェは連日大盛況ですし、多目的ホールでスタートアップのイベントを開催した際には、およそ200人の方々が市内外から参加くださいました。若手芸術家の展覧会や子育てサークルが集まるイベントの会場となるなど、これからの時代を担う人たちの活力を後押しする場にもなっており、単なる手続きの場ではなく市役所に「熱気を感じる」という声を聞くことができるのはうれしいです。人口も増え続け、若くて新しいイメージもある守山市を象徴するこの市役所を起点に、全国に先駆けて「新しい動きを紡ぎ出すまち」として今後も進んでいきたいと思いますし、そうした「守山市らしい」積極的な「動き」の中でさまざまな人たちの間に、新たな「つながり」や「チャレンジの創出」ができたらいいなと思っています。

Paperless

ツールやシステムを活用し
「徹底現場主義」へつなげる

職員の働き方で「変化」を感じられるところは?

職員一人ひとりが業務する場所を自由に選んで仕事をしていると感じます ね。普段と違う人が隣にいたり、他の課の人と一緒になったりと、人間関 係を構築する上でも気分転換の意味でも良いことだと思っています。また、 今回の新庁舎への移行に向け、文書削減の徹底や電子決裁システム導入 などペーパーレスの働き方を推進(※1)し、新たに公用スマートフォンを 職員へ貸与しました。その考え方の根底にあるのは、紙を前提にせず、場所を選ばずにどこでも仕事ができる働き方をする(※2)、ということ。とにかく現場に行き、参加する「徹底現場主義」につなげたいと考えています。私自身もだいぶ業務の仕方が変わりましたね。また、ビジネスチャットも職員全員が使っていますが、情報共有が早いことはもちろん、現場か ら写真で正確な状況報告ができて危機管理面でも大きなメリットがあります。ハード面はある程度整いましたが、今後はソフトや制度の運用面で、 例えばテレワークを気軽にできるようにするなど、さらに柔軟な働き方ができるよう取り組んでいきたいと考えています。

これから職員に、さらにどのように働いてほしいですか?

市役所もそうですし守山市全体に、フランクに物事を提案するなど、「新しいことをやってみよう!」という前向きで柔軟性のある雰囲気があると思います。ですから、特に若手職員にはもっと今以上にどんどん新しい提案をしてほしい。そして、この庁舎自体が今までの庁舎の殻を破っていますから、市役所職員、公務員という殻もいい意味で破りながら、「伸びゆくまち・守山市」を一緒になって成長させてほしいです。

PROFILE

森中 高史 Takafumi Morinaka
1979年生まれ。2002年総務省入省。総務省では地方財政・税制、危機管理などに携わり、首相官邸へも出向。自治体は、守山市や滋賀県のほか、秋田県や岡山県へ出向。2023年2月より守山市長。