Real Voice 1

守山市職員 クロストーク

働くことを
もっと楽しめるように。

守山市職員
Introduction

「窓口系」「企画・総務系」「技師・設計系」の各部門の職員が参加した新庁舎整備推進員プロジェクト。それぞれの部門のありたい姿を求め、新しい働く場や働き方をどのように創り上げるか議論し検討を重ねたメンバーの代表8名に、プロジェクトを終えた感想を伺いました。

(左上から右へ)総合政策部 スポーツ振興課 担当係長 羽田野 祐樹 様/総合政策部 ICT 政策課 主査 小林 裕子 様/総務部 総務課 係長 榊 賢二 様/健康福祉部 すこやか生活課 主任保健師 日下部 優 様/都市経済部 土木管理課 係長 森田 恒士 様/教育委員会事務局 教育総務課 係長 鍵井 加奈恵 様/総務部 庁舎整備推進室 係長(事務局)田中 佑樹 様/総務部 庁舎整備推進室 主任(事務局)大永 浩史 様

Interview
Improvement

どのように働きたいかを考え
一緒に進んだ時間は有意義だった

旧庁舎では、狭いスペースに人がひしめき合い書類に埋もれているような状態だったので、なんとかこの状況を改善し、業務の効率性を高める環境づくりをしたいと思いました。一般職員のメンバーが中心となってプロジェクトを進める形をとったのは、職員自身が働けてよかったと思える場所にしたかったからです。そうやって、皆さんの意見を取り入れながら一緒にレイアウトなどを考え、それぞれが思い描く働き方の理想形を創り上げていった時間は、とても有意義だったと思います。新庁舎整備は苦労も多かったですが、皆さんの前向きな発言に助けられながら最後までたどり着くことができました。

プロジェクトの最初の印象としては、職員の中にも新しい働き方について真摯に考えている人たちがこんなにもいるのだなと感じました。皆さんに背中を押されてこのような執務環境ができたと思っています。また、新庁舎整備推進員の意見に対して、上層部が尊重し、実現へ後押ししてくれたことも大きかったと感じています。

そうやって創り上げた新しい職場で業務をして実感したのが、振り返ると旧庁舎では、心理的な壁が多かったということです。例えば、これまでは気軽に打ち合わせをするスペースもないので会議室を予約せざるを得ない。そうすると心理的にワンクッションある。それが今では「その辺、空いているところで話そうか」と言えます。私たちの部門はフリーアドレスでオープンなフロアなので、個人の席という感覚もなくなり、また他の課と区分けされているというイメージもなくなってきました。

私は、新庁舎に窓口が集約されてかなり働きやすくなったと感じています。今までは建物が分かれていて移動が不便でしたし、市民の皆さんにとっても負担が軽減できているのではないでしょうか。番号表示ディスプレイを採用した窓口もあり、待ち状況を確認していただけるのもいいですね。

それに窓口業務はこれまで、窓口で対応するか相談室に入るかの二択のような感じでしたよね。新庁舎では、少し囲いのあるカウンターなど、場所の選択肢が増えたことがうれしいです。市民の方からは「焦らされずにゆったりと対応してもらえてよかった」という声もいただいています。

Communication

若い世代にも学びながら
誰もが活躍できる働き方を

私の部門では業務で図面を扱うことが多いのですが、新しい環境では机上が広く使えますし、新庁舎に向けて全庁的に文書の電子化を進めたこともあり、業務をする上でのストレスがかなり軽減されました。図面の電子化に最初は不安もありましたが、人間慣れるものですね。

窓口以外の働き方で言うと、以前に比べてコミュニケーションが取りやすくなりましたね。私たちのチームは4名ですが、グループアドレスとして4つの席を毎日クルクルと回って移動しています。これによって上下関係を変に意識せず、ワンチームという感じで忌憚のない意見を出し合えていると感じます。トラブルがあってもすぐにチームで共有できますし、迅速に解決策を見出すことができます。また、執務スペース全体がオープンな雰囲気となり、部門を越えて必要な人がすぐに集まることもできるようになりました。

コロナ禍になる以前には“働き方改革”が世の中の大きな話題になり、コロナ禍でリモートワークが広がるなど、働き方が大きく変化しました。入庁してまだ数年の職員は学生時代の授業はほとんどリモートだったと言いますし、そんな彼らからすると、今のような働き方が逆にしっくりくると言うんです。ですから今後は若い世代にも教えてもらいながら、さらに誰もが活躍できる柔軟な働き方のスタイルを考えていきたいですね。

そういう意味では、新庁舎はこの先の新しい働き方のバージョンにも対応できる柔軟性の高いレイアウトにもなっていると思いますね。

Flexibility

パフォーマンスを最大限高められる
働き方を職員が“ 選択 ” できる

企画・総務系ではABWを取り入れていますが、「もっと自由に動いてもいいんだよ」「働くことをもっと楽しんでいいんだよ」と呼びかけたいですし、「もっと多様であってもいい」と背中を押してあげたいですね。

例えば一度働き方を変えてみて、ダメだったらまた戻せばいいわけですから。良いところや悪いところを見つけながら少しずつ効率よくしていけたらいいですよね。

どんなスタイルでも構わないので、そうやってそれぞれが自身のパフォーマンスを最大限に高められる働き方を見つけていってほしいですね。それが市民サービスの向上につながることになりますし。

自由な働き方を“選択”できるには、公用スマホが欠かせなくなっています。職員全員にスマートフォンが支給されているので、連絡が取れて誰がどこにいるかが分かります。スマホもそうなんですが、決裁や会計伝票の電子システム化など、こうしたソフトやツールのサポートがなければ、ABWもフリーアドレスも難しかったと思います。

今では会議や協議で紙を用いることもなくなりましたし、確かにペーパーレス化と公用スマホがなければ、働く環境をここまで変えられなかったかもしれません。

旧庁舎から利用しているビジネスチャットも、仕事の連携にとても役立っています。特に現場に出ることが多いので、トラブルが起きてもすぐに担当者に直接現場の写真を送るなど、迅速にアクションを起こして対応できますしね。

チャットが入る前は、どうやって仕事をやっていただろう?と、今やもう思い出せないくらいですよね(笑)

私はICT 方面で職員のサポートもしているのですが、お困りごとを電話で聞いてもよく分かりませんでした。チャットだと画面を送ることができて分かりやすいし、解決が早いですね。

Positive

働いている職員に対しても
良いイメージを
持たれるようになった

私は庁舎に流れているBGMがとても気に入っていて、時間帯ごとに流れる音楽のジャンルが違うので目安にもなりますし気分転換にもなります。肩ひじ張らずに仕事ができる雰囲気づくりにも役立っていると思います。癒されるという面では3階の観葉植物も心を和ませてくれますし、2階のお子さんたちの絵を飾っている親子広場も好きです。この2つが私の癒しスポットになっています。

来庁された方々からも「職員の皆さんの顔が活き活きしていますね」と言 われます。単純にフロアがきれいになっただけではなく、働いている職員 に対しても良いイメージを持たれていると感じます。これからは、ここをもっとどう使っていくか。みんなでポジティブに考えながら、もう一歩次の段階 に進んでいきたいですね。