自由なワークスタイルと活発な交流でブランディングの拠点に ―老舗企業のイノベーションを加速させるオフィス

株式会社よーじや 様

自由なワークスタイルと活発な交流でブランディングの拠点に ―老舗企業のイノベーションを加速させるオフィス

株式会社よーじや 様

Project Data

プロジェクト名
よーじやグループ 本社移転プロジェクト
面積規模
640㎡
人員規模
約50名
完成年月
2024年7月

Point !

人員増員を視野に入れ、床面積の広いオフィスに移転した事例です。単に執務席の数を増やすだけでなく、従来のオフィスにはなかった機能的な空間を生み出しています。
執務エリアは仕事の内容や目的に合わせ、社員が働く場所を自由に選べるABWを導入。上下昇降デスクや集中ブースなど多様な席を用意しています。また、ミーティングスペースは周囲の音を気にせず打ち合わせができる個室や、気軽に集まれるセミクローズ型などニーズに合わせて選べる設えになっています。さらにリフレッシュエリアを新設し、人が集まる仕掛けも。お互いの顔が見えやすくなったオフィスで、自由闊達な交流がいっそう生まれやすくなりました。

<em>リフレッシュエリア</em>  株式会社よーじや 様
<em>執務エリア</em>  株式会社よーじや 様
<em>ミーティングスペース</em>  株式会社よーじや 様
<em>コピーコーナー</em>  株式会社よーじや 様
<em>エントランス</em>  株式会社よーじや 様

Project Story

よーじや様のファーストオーダー

広く明るく、活発なコミュニケーションが実現する
快適オフィスをつくりたい

1904年に京都で創業したよーじやは、スキンケアを中心としたアイテムの販売やカフェの運営などを行う、京都発のライフスタイルブランドです。

ビルの1階にある移転前のオフィスは奥に細長い、いわゆるうなぎの寝床のような空間。そのため日中でも暗く、また社員の数に対してWebミーティングや作業スペースの確保すら難しいほどの狭さが難点です。社内コミュニケーションの乏しさにも課題を感じています。今回の移転先は7階で、日当たり良好。明るく広々したオフィスで、スムーズなコミュニケーションを可能にしたい。そして好きな場所で自由に働き、よーじやのブランド力を前面に打ち出して、社員が最高のパフォーマンスを発揮できる自慢のオフィスに一新したいと考えています。

以前のオフィス
BEFORE

ゾーニングと紹介するエリア

ゾーニングと紹介するエリア
Scene 1

コミュニケーションを育み、
心を開放する場所

温かみを感じる木目と、ピンクやグレー、淡いブルーのパステルカラーが印象的なリフレッシュエリア。執務エリアから続くカーペットを木の床材へと緩やかに張り分けることで、仕事の緊張から解放され、心が安らげる場を演出しました。明るく柔らかな空間を、天井やテーブル、椅子の脚などに配されたブラックがほどよく引き締めます。

お昼はお弁当を食べたり、コーヒーを片手に会話を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごせます。終業後はお酒を酌み交わすバーのような活用も。パブリックビューイングも開催されるなど、このエリアでは部署の垣根を超えた、豊かな交流が生まれています。

Scene 2

落ち着きと活気、
両方を感じられるオフィス空間

グレーカラーと淡い色の木目で統一された執務エリアは、落ち着きをもたらし集中力を高めます。部署を仕切る壁がなく、人の声が常に聞こえて活気に溢れているのも印象的です。ほどよい環境音が話しやすい雰囲気を演出し、社員同士の交流も多く見受けられます。

中央には8人が座れる長方形の執務デスクが設置され、窓際には作業に集中しやすい個人席を用意。フリーアドレスにより、役職を含め全てのセクションが入り混じりながら座ることで、部署を超えたコミュニケーションと活発なアイデアの創造を促進します。

Scene 3

積極的に対話を重ねて、
業務効率アップ

執務エリアの隣には2種類のミーティングスペースがあります。吸音性に優れたパーティションによって声が外に漏れにくい半個室と、開放的なファミレス席。扉がないことで空き状況がわかりやすく、「空いているからそこで少し話そう」とカジュアルに対話の機会が生まれています。

人事面談や外部のお客様とのミーティングには、扉のついた来客用会議室や応接室を活用。お客様をスムーズに案内できるよう、エントランスから直接入室できる動線が確保されています。

Scene 4

整頓された空間を保つ、
新オフィスの仕掛け

壁がないオープンなオフィスは、フロア全体を見渡すことができるため、小物類が集まる雑然とした場所が目につきやすいという課題があります。それらを解消するために、事務用品やコピー機、シュレッダー、ダストボックスなどは低いパーティションで目隠しされています。

個人の荷物はモバイルロッカーで管理することで、デスク上に私物が溢れることがなく、常に整頓された状態がキープされています。移転時にペーパーレス化に取り組んだため、少ないキャビネットの中に書類が収まっています。

Scene 5

組織の一体感を醸成し、
さらなるブランディング強化へ

エントランスはスキンケアアイテムや化粧品雑貨を扱う企業らしく、シンプルで清潔感があり、淡いクリーム色でまとめられています。ロゴは執務エリアの壁にもデザインされ、従業員の帰属意識や働くモチベーションの向上にもつながっています。

執務エリアには、制作スタッフがチラシやポップを作れる作業スペースを併設。ゆとりがあるので、安全に効率よく作業できます。

Credit
編集
水上アユミ(ノオト)、オカムラ編集部
執筆
國松珠実

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2025年4月15日に公開されたものです。

いますぐ、理想のオフィスを見つけよう。5つの診断タイプから、あなたの会社にあったレイアウトや働き方・オフィス作りのヒントをご紹介。お問い合わせなしで、理想のオフィスを考え始められます!オフィスタイプを診断する(5分)

関連事例