「あったらいいな」を叶えて自然と人が集まる共用スペース ――好きな場所で働き、休み、交流できる場づくり

日本電子計算株式会社 様

「あったらいいな」を叶えて自然と人が集まる共用スペース ――好きな場所で働き、休み、交流できる場づくり

日本電子計算株式会社 様

Project Data

プロジェクト名
日本電子計算株式会社 本社1F改装プロジェクト
面積規模
1F 約330㎡、2F ABWスペース 約120㎡
人員規模
1,000名
完成年月
2024年3月

Point !

従業員数が多い会社では、事業部ごとにフロアが異なる場合、他部門との交流が難しくなることがあります。また、Web会議が頻発すると会議室が不足しやすく、打ち合わせの効率を低下させる要因となることも。
本事例では、全フロアへのABW導入を最終目標として掲げ、まずは使用用途に悩んでいた1階のスペースを共用エリアへと改装。リフレッシュスペースとWeb会議スペースを新設することで、働く場所を自由に選べたり、他部門とも交流しやすくなったり、打ち合わせで周囲の音を気にせずに集中できたりといったニーズに対応しています。「オフィスにあったらいいな」という機能を1箇所に集約させることで、各フロアから社員が自然と集まり、交流が生まれやすい空間になっています。

<em>1F JIP Café</em>  日本電子計算株式会社 様
<em>1Fリフレッシュスペース</em>  日本電子計算株式会社 様
<em>1F Web会議スペース</em>  日本電子計算株式会社 様
<em>2F ABWスペース</em>  日本電子計算株式会社 様

Project Story

日本電子計算様のファーストオーダー

社員のつながりと働きやすさが共存する、
新しい共用エリアの創出を

わたしたち日本電子計算(JIP)はNTTデータグループの一員として、金融・証券・公共・産業の分野で、システム開発や情報処理サービスを提供しています。

社員同士の交流を促すため、現在の場所に本社を移転した2018年から2階フロアでABWのトライアル運用を実施し、今後はABWを取り入れた本社全体の改装も視野に入れています。そこで、まずは大会議室として使用していた1階フロアを改装する形でABWを実践したいです。そして、「固定デスクが中心で、社員同士の交流が限定されている」「Web会議の増加で会議室が不足している」という課題を解消したいと考えています。コミュニケーションを活性化させ、業務効率の向上にもつながる空間へと整備されることを期待しています。

以前のオフィス
BEFORE
伊藤 菜摘

ゾーニングと紹介するエリア

ゾーニングと紹介するエリア
Scene 1

仕事の合間にくつろげる
カフェスペース

エントランスから社員専用入り口を進んだ先にある1階には、天井の高さ(かまぼこ型の最も高いところ)が13メートルもある広々としたホールが広がっています。その一角にあるのが、飲み物や軽食を購入できるオフィスコンビニ「JIP Café」です。鳥のさえずりが環境音として流れる居心地のよい空間には、休憩にやってきた社員が集まり、リラックスした雰囲気が広がります。

コーヒーやお菓子を楽しみながら、雑談が自然と生まれることも。常駐スタッフ1名が商品や備品の補充だけでなく、利用のサポートや売れ行きに応じた商品選定もしてくれるので、社員が利用しやすい空間です。

Scene 2

交流が深まる、
開放的なリフレッシュスペース

JIP Caféの向かいにあるリフレッシュスペースは、ランチや休憩、アイデア出しを楽しむ社員で終日賑わっています。丸みのある高い天井に合わせた円形のテーブルやソファが柔らかな印象を演出。背の高い植栽も配置され、天井の高さを活かした空間になっています。

家具は用途に合わせて自由に動かせる仕様で、懇親会や内定式など十数人規模のイベントが開催されることも。座席数を増やす必要があるほど社員の利用率が高く、満足度も高いスペースです。

Scene 3

すぐにアクセス可能なWeb会議スペース

リフレッシュスペースの奥には、フルクローズ型ワークブースが整然と並ぶエリアが広がっています。Web会議に集中できるフルクローズ型ワークブースは、常に予約が埋まっている人気のスペースで、増設が検討されているほど。

これまでWeb会議は、人気のある大会議室をなんとか確保したり、自席で行ったりするしか選択肢がありませんでした。フルクローズ型ワークブースを導入したことで、大会議室を確保する必要がなくなり、周囲を気にせず集中して話せるように。より効率的にWeb会議を進められるようになりました。

Scene 4

活気と癒しを得られるABWを実践した執務エリア

本ビルでは、2018年の移転のタイミングで、2階の執務室エリア横にABWスペースを設けました。さまざまなテーブルやチェアが配置され、普段は固定席で働く社員が好きな場所で働けるようになっています。

テーブル席での作業や打ち合わせに加え、ソファ席で雑談を楽しむ光景も。打ち合わせ用の資料を映し出す大型モニターや、雑談から生まれたアイデアを共有するためのホワイトボードも完備されており、どこに座っても快適に働けるようになっています。

Credit
編集
水上アユミ(ノオト)、オカムラ編集部
執筆
流石香織

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2025年1月28日に公開されたものです。

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