「出社する意味」を見出す共創空間が叶える、自分らしい働き方 ――カフェ、ブックラウンジ、小上がり......表情豊かな空間がもたらす体験価値

IQVIA ジャパン グループ 様

「出社する意味」を見出す共創空間が叶える、自分らしい働き方 ――カフェ、ブックラウンジ、小上がり......表情豊かな空間がもたらす体験価値

IQVIA ジャパン グループ 様

Project Data

プロジェクト名
IQVIAジャパン グループ 改装プロジェクト
面積規模
5300㎡
人員規模
約2300名、700ワークポイント
完成年月
2024年4月竣工
  • オフィス
  • 大規模 10,001㎡~(数千名)
  • ABW
  • フリーアドレス

Point !

コロナ禍を経て、出社して働くことが当たり前ではなくなった今、出社の価値を高めるためにはどうしたらいいのか。この問いに対し、本事例では「会社の仲間とコミュニケーションを取りたくなる場所」「自宅では実現しづらいコンセプトを設けた空間」をつくりだすという答えを導き出しています。
オフィスの各フロアに設けた共創空間に偶発的な交流が生まれやすくなる工夫を施し、さらにフロアごとに機能を変えることで、社員が目的に合わせて自分の働き方を自由に選べるのが特徴的。社員の「会社に行って仕事をしたい」という気持ちを高めてくれます。

<em>共創空間(5階STAGEエリア)</em>  IQVIA ジャパン グループ 様
<em>共創空間(6階STAGEエリア)</em>  IQVIA ジャパン グループ 様
<em>共創空間(7階STAGEエリア)</em>  IQVIA ジャパン グループ 様
<em>共創空間(8階STAGEエリア)</em>  IQVIA ジャパン グループ 様

Project Story

IQVIA ジャパン グループ様のファーストオーダー

オフィスでしかできない体験の価値を上げる
新しい働き方を促進するオフィスを

IQVIAは、医薬・バイオテクノロジー・ヘルスケア関連企業に対し、ヘルスケアの進展に向けた様々なソリューションを提供してきました。品川にある本社は、14階建てテナントビルの5階から8階に入居しています。コロナ禍を機に、働く場所にとらわれず、効率性と生産性が高い仕事を実現するフレキシブルスタイルワークを導入しました。出社の際も、社員が自由に席を選べるフリーアドレスを導入しています。

出社とテレワークは社員が自由に決めることができ、大半がテレワークですが、「自宅では集中しづらい」「オフィスにある紙ベースで作業する」などの理由から、約5分の1の社員が出社している状況です。出社人数の減少に伴い、オフィスを6フロアから4フロアへ集中し、改装に踏み切ることにしました。

現在のオフィスには、社員が気軽に集まって作業を行ったり、雑談や休憩をしたりするスペースがほとんどありません。そこで、社員が集まる「オフィスならでは」の活動が叶う空間へのアップデートを希望しています。

IQVIA ジャパン グループ@デザインチーム

ゾーニングと紹介するエリア

ゾーニングと紹介するエリア
Scene 1

思わず立ち寄りたくなる、
アットホームな空間

扉を抜けた先に広がるのは、社員が自由に集まる共創空間・STAGE。5階のSTAGEは、複数人で集まれるカフェ機能を備えています。

テラコッタカラーを基調にカジュアルな家具が配置され、おしゃれで洗練された空間が広がります。開放的であたたかみのあるこのエリアには、ふらっと立ち寄りたくなる雰囲気があり、ランチタイムや休憩時間だけでなく、外回りの社員が会社に少し立ち寄った際に一息つくためのスペースとしても活用されています。

Scene 2

落ち着いた空間で
「情報」を「知識」に変える

6階へ足を踏み入れるとライブラリをモチーフにしたSTAGEが配置されています。改装前はオフィスの奥まった場所にあった多目的スペースをフロア中央に移動し、本を通じたコミュニケーションができる空間へとアップデート。

緑を基調とした落ち着いた空間のなかでは、図書館で過ごすかのように一人で集中することも可能です。リラックスしながら情報を集め、創造性を高められる空間が確保されています。

Scene 3

「憩いの場」で
オンとオフの切り替えを

ラウンジをモチーフにした7階のSTAGEは、小上がりがポイントです。ユニークかつ実用的な小上がりは、業務から一旦離れてリラックスモードになれる場所。ランチタイムになると机を囲み、同僚とおしゃべりしながらご飯を食べる人の姿も。窓に面した小上がりの角部分には縁側のような一人席も設けられており、一人でリフレッシュしたいときにも活用できます。

7階のキーカラーは青。ほかのフロアと同じように、執務エリアの色味を抑えることで、STAGEのキーカラーが際立っています。

Scene 4

使い方は無限大な
オープンスペース

8階には、ステップベンチをメインとしたSTAGEが広がっています。ここは、複数人で集まって議論を交わす、プレゼンのリハーサルをするなどの場面を想定して設けられた空間。

他の階のSTAGEと比べ、さまざまな色が使われているこのエリアは「部署の垣根を超え、彩り豊かなコラボレーションを」という思いが込められています。天井は4色で塗り分けられ、カラフルな家具が配置されています。

自由度が高い空間では、社員それぞれが思い思いに過ごす姿も。「会社は人と人とがコラボレーションできる場所」。その意識を醸成する場所としても機能します。

About this Project

業種
ヘルスケア専門コンサルティング、医薬品等開発・販売受託、医療関連データ
企業名
IQVIAジャパン グループ
プロジェクト名
IQVIAジャパン グループ 改装プロジェクト
所在地
東京都港区高輪4丁目10−18
WEBサイト
http://www.iqvia.co.jp/
デザイナー
編集
モリヤワオン(ノオト)、オカムラ編集部
執筆
流石香織
関連タグ
  • オフィス
  • 大規模 10,001㎡~(数千名)
  • ABW
  • フリーアドレス
  • プロジェクトストーリー
  • イノベーションを起こしたい
  • 社内コミュニケーションを活発にしたい
  • 働き方を変革したい
  • 企業イメージを向上させたい

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2024年9月 3日に公開されたものです。

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