人と情報が「走り続ける」新たな価値を生み出す拠点へ ――ブランドミッションが息づく空間、フレキシブルな働き方が叶うオフィス

日本グッドイヤー株式会社 様

人と情報が「走り続ける」新たな価値を生み出す拠点へ ――ブランドミッションが息づく空間、
フレキシブルな働き方が叶うオフィス

日本グッドイヤー株式会社 様

Project Data

プロジェクト名
日本グッドイヤー株式会社 本社移転プロジェクト
面積規模
940㎡
人員規模
約100名・106ワークポイント
完成年月
2023年3月竣工
  • オフィス
  • 小規模 ~1,000㎡(数十名)
  • フリーアドレス
  • ABW

Point !

今回はより柔軟な働き方の促進と、自社のアイデンティティを表現した意匠を随所に取り入れることでブランドミッションの浸透を促した事例です。オープンな円形空間を中央に置くレイアウトで、人と情報が留まらずに動きまわるオフィスを実現。収納スペースなどの機能面でも、工夫を凝らしています。
自社の想いと実現したい姿を言葉にして伝え、具現化されたデザインアイデアとして受け取る。対話のラリーによって、新しい価値を創造する空間が生まれました。新オフィスがコミュニケーションの中心として人を巻き込み、さらなる企業成長の拠点となることでしょう。

<em>受付</em>  日本グッドイヤー株式会社 様
<em>コラボレーションスペース</em>  日本グッドイヤー株式会社 様
<em>執務エリア</em>  日本グッドイヤー株式会社 様
<em>執務エリア(上下昇降デスク席)</em>  日本グッドイヤー株式会社 様

Project Story

日本グッドイヤー様のファーストオーダー

より柔軟な働き方が促進される 新しい本社オフィスを

わたしたち日本グッドイヤーは、120年以上にわたりタイヤ製造を行う米国グッドイヤー社の日本法人です。会社設立から50年以上入居してきたビルが老朽化によって建替えされることになり、新しいビルへの移転プロジェクトを立ち上げます。

日本グッドイヤーが所属するアジア・パシフィックリージョンは「Flexible Work Arrangements」を制定して、働く服装や時間、場所、デスクを自由に選べるよう働きかけています。新しいオフィスがこの取り組みを体現する場となり、より柔軟な働き方が促進されるよう願っています。

わたしたちにとって本社移転は初めての経験です。アイデアを出し合い、新しい働き方が叶うオフィス空間を共に作り上げる「パートナー」の役割を期待しています。

日本グッドイヤー@デザインチーム

ゾーニングと紹介するエリア

ゾーニングと紹介するエリア
Scene 1

“鮮明”と”清廉”の対比が
印象深いエントランス

エレベーターホールに降り立つと、受付正面に掲げられた鮮やかな色づかいの社名サインがガラスドア越しに目に飛び込んできます。その瞬間から、まるでドライブに出かけるときのようなワクワクした気持ちが高まります。受付エリアは白一色の洗練された空間。必要最低限の色使いや装飾により、GOODYEARのロゴやコーポレートカラーが引き立ち、同社の世界観に引き込まれていく――そんな印象に残る体験を意識して作られたエントランスです。

Scene 2

新オフィスの「シンボル」が
交流を生む

オフィスエリアへ入ると、ナチュラルな木目が使われたオープンな雰囲気の空間が広がります。ここは多様な用途に使われるコラボレーションスペースと、くつろぎのカフェスペースからなる、新オフィスのシンボルといえるエリア「コミュニケーションサークル」です。

ミーティングなどで活用されるコラボレーションスペースは可動性の高い什器で構成され、目的や人数に合わせて自由にレイアウトを変更できます。あえてオープンなスペースでミーティングを行うことで、参加していない社員もその熱量を感じることができます。併設されたモニターは素早くアイデアを共有するのに役立ち、ミーティングが行われていないときは社内へ情報を発信・共有するデジタルサイネージとして活用されています。

Scene 3

多彩なワークプレイスを
選ぶたのしさ

日常業務の拠点になるフリーアドレスの執務エリア。資料をたくさん広げたり、会話しながらアイデアをまとめたりと、仕事の内容や人数に合わせて好きな場所に移動できます。

ゆるやかに囲われた「部室」はチームのよりどころになる場所。社員がそれぞれ作業に合わせて席を選択するABWのワークスタイルでも、仲間と集まる場所を用意することで一体感や安心感が生まれます。部室はキャビネットで仕切られていて、収納スペースの確保とオープンな執務エリアの雰囲気を損なわない工夫が見られます。

Scene 4

オフィスならではの
高機能な“個”スペース

1人で集中したいときやオンラインで打ち合わせを行うときのために、窓際には個人作業用のスペースが充実しています。

電動昇降デスクは天板の高さを変えられ、集中力が途切れません。自宅で高機能なデスクを用意するのは大変なこと。オフィスならではの仕事がはかどる設えが準備されています。

About this Project

業種
タイヤ製造業
企業名
日本グッドイヤー株式会社
所在地
東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズサウスタワー7階
WEBサイト
https://www.goodyear.co.jp/
デザイナー
編集
モリヤワオン(ノオト)、オカムラ編集部
執筆
合戸奈央
写真
山内紀人
関連タグ
  • オフィス
  • 小規模 ~1,000㎡(数十名)
  • フリーアドレス
  • ABW
  • プロジェクトストーリー
  • 社内コミュニケーションを活発にしたい
  • 働き方を変革したい
  • 企業イメージを向上させたい

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2024年7月30日に公開されたものです。