bp Interview

株式会社JMAホールディングス 一般社団法人 日本能率協会 株式会社日本能率協会コンサルティング 本部(東京)オフィス

オフィスも、働き方も 今できる進化を 一つひとつ積み重ねたい!

株式会社日本能率協会コンサルティング
管理本部
総務センター
相川 めぐみ さま
こだわりのポイントを丁寧に
実現へと導いたプロセス

ビルのリニューアルに合わせ、オフィスもより働きやすい環境にしていこうと、引越しを行う約1年前に、コンサルタント、プランナー、スタッフというそれぞれの職種の代表20名からなる「引越し委員会」を発足させました。委員会では、日常業務の合間をぬって、それぞれの代表メンバーが5つの分科会に分かれ、領域を超えて横串で話し合ってきました。みんなの話し合いがなければ、それぞれのこだわりを取り入れた今のオフィスにはならなかったと思います。チェアなどもその一つ。上着やバッグを掛けられるチェアにしたいという要望も強く、オカムラさんに見に行って、実際の製品を確かめたりもしました。テーブルは木目調の高級感のあるものにしたいという意見なども取り入れました。

 新たな環境では、予約しなくてもすぐに打ち合わせのできる空間が多くなり、ほとんどの会議室がお客様との会議利用で埋まっていても、執務エリア内で快適に仕事を進めることができるようにもなりました。

 地下の食堂などの共用スペースもよく利用されています。食堂内にはファミレスタイプのブース席もあり、さまざまな用途に使えるので、気軽に打ち合わせをするスペースとして人気があります。

フロア間の交流が生まれる
しかけづくりも大切

以前のオフィスは1フロアでしたが、新しいオフィスは6Fと7Fの2フロアに分かれています。そこで、キャビネットをすべて6Fに設置し、7Fにいるコンサルタントやプランナーのメールボックスも6Fに集中させるなど、フロア間の交流が生まれるようなしかけづくりをしています。

 オフィスがリニューアルして引越して、実際にこの場を使ってからが「はじまり」なのだと思います。例えば、やぐらなどオフィスの緑化も進めていきたいと思います。これからできることを一つひとつカタチにしていきたいですね。

 社員に喜んでもらえるオフィスづくりをめざしましたが、もちろん私自身も、前よりも働きやすい職場にしたいという想いがありました。今後は他のグループ法人との交流を重ね、日本能率協会グループ全体で、より良いオフィスをめざしていきたいですね。

WORKER’SVoice

時代に先駆けてフリーアドレスを導入していた会社が、
もっと立ち寄りやすく魅力のあるオフィスに進化しました。

当社は1998年という早い時期から、コンサルタントを中心にフリーアドレスを導入していました。ノートPCを持ち歩きながら席を選び、当時としては最先端なオフィスだったと思います。ただ、最近ではお客様のオフィスの方が進化していることに気づき、私たちもオフィス改革に取り組むべきだと提言しました。

 調査したところ、フリーアドレスの在席率はピーク時でも3割くらい。調査結果から、さらに席数を減らして共有スペースを広げる考え方もありましたが、むしろ会社に3割しか来ないことが問題だと感じました。もっと立ち寄りやすい魅力のあるオフィスにしたいと考えたのです。そうすれば、プロジェクト単位で外に出っぱなしのコンサルタントが、プロジェクト以外の目的でもっと交流できるはずです。今後は6Fと7Fの2フロアの、階をまたいだシャッフルも励行できたらと思っています。

 パネルで囲われた打ち合わせスペースなどは、よく利用されていますね。ほどよくクローズドな感じの雰囲気がいいのだと思います。それと、上下昇降デスク。座り方も使われ方も実に多種多様で、さまざまな働き方を支えていると強く感じます。外に向かう仕事の人たちにも、内勤の人たちにもとても好評です!

株式会社日本能率協会コンサルティング
経営コンサルティング事業本部
働き方改革センター センター長
チーフ・コンサルタント
田中 良憲 さま
bp vol.28掲載(2018.09発行)