株式会社JMAホールディングス
一般社団法人 日本能率協会
株式会社日本能率協会コンサルティング
本部(東京)オフィス
JMA Holdings Inc. / Japan Management Association / JMA Consultants Inc.
働き方の成長と進化をめざした「みんなの」オフィスphoto:Nacása & Partners
グループ会社の共用スペースで
積極的な交流が生まれるオフィス
1964年。先の東京オリンピックが開催された年に、緑豊かな港区・芝公園の地に竣工。長く親しまれ続けてきた日本能率協会ビルが大規模なリニューアルを行った。当初は一から建て直す計画もあったが、50年以上経った建物をぜひ100年建築にしたいという願いのもと、耐震補強などとともに建物を長寿命化。2016年の初めから工事に入り、期間中はオフィスを一度、千代田区の竹橋に移転した。そして2018年の幕開けとともに、新たなオフィスが本格稼働した。
オフィスコンセプトは「JMA Park」。ここに日本能率協会グループの多くの法人を集約させ、法人間の連携促進をはかった。3・4Fには一般社団法人 日本能率協会が、6・7Fには株式会社日本能率協会コンサルティングが入居。グループにとって重要なセミナーの行われる1・2Fの9つの研修室も刷新された。法人間の連携を促進する共用スペースをリニューアルしたのも大きな変化である。B2Fの食堂、B1F〜2Fに設けられたラウンジ、そして屋上庭園などが、活発な交流を促している。
新たな「JMA Park」では、こうした共用スペースを効果的に活用しながら、さまざまな働き方が選択できる。建物を最大限に活用したワークプレイスの拡大によって、ますます柔軟かつ生産性の高い働き方が実現した。
各法人を統括・調整する役割を担っている株式会社JMAホールディングスの事業・管理本部の岩下廉さんは、こう語る。「グループ各社の要望を聞きながら大規模改築を進めました。人と環境に優しい建物をめざし、輻射空調やデシカント空調などを取り入れ、屋上は緑化し、消費電力の情報は『見える化』しています。そして、ここは共創の場として機能し、働きやすいオフィスになることをめざし、さまざまな工夫を施しています。フリーアドレスを導入し、上下昇降デスクなども積極的に取り入れ、集中ワークにもグループワークにも対応できる場が創造されています。広くて居心地のよい地下の食堂空間も、大きな魅力ではないでしょうか」グループみんなのパワーを結集した画期的なオフィスが、鮮やかに開花した。
受付奥にはグループ9法人を紹介する日本能率協会ギャラリーを新設した。中央に見えるのは手帳をモチーフにしたプロジェクションマッピング。
2Fエントランスにある日本能率協会グループの総合受付。
セミナー受講者などに向けた、パネルの動かせる2Fのオープンラウンジ。
周辺環境に調和する、新しい日本能率協会ビル。ルーバーのテラコッタはイタリアからの輸入品を国内で二次加工したものである。
食堂には、まるで外から光が射しているかのようなエリアもあり、地下を感じさせない空間になっている。
PART-1はここまでです。引き続きPART-2も御覧ください。
DATA
所在地 | 東京都港区芝公園3-1-22 |
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オフィス対象面積 | 5,678㎡ |
オフィス対象人員 | 450名 |
インテリア竣工 | 2017年12月 |
建築設計・デザイン | 竹中工務店 |
オフィス設計・デザイン 3・4・6・7F | オカムラ(後藤 健志) |