株式会社オカムラ

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CMFのものづくり

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パターンテキスタイル編

パターンテキスタイルでホームライクな寛ぎを

デジタルプリントの豊かな表現力を活かし、ぬくもり感のある
インターロック生地に鮮やかに描き出しました。

Nordic mist

北欧にインスピレーションを得た
温かなぬくもりや優しさを
感じさせる柄デザイン

Pathway

ヨーロッパの旧市街に
張り巡らされた夜の小道を
連想させるライン柄

デジタルプリント技術の採用

「表面材デザイン」、「テキスタイル加工」のそれぞれのエキスパート企業とのコラボレーションにより、新しいテキスタイルの形を実現。
デジタルプリントの豊かな表現力を活かし、ぬくもり感のある生地に鮮やかに描き出しました。
またデジタルプリントは、廃液を出さない環境にやさしい生産方式です。

CREATORS VOICE

CMFで「はたらき心地」を、追求したい。

CMFはオフィスに何をもたらし、どう変えていくのか?巷で働き方改革が叫ばれるなか「CMFのものづくり」として開発された新商品について、日本のCMFデザインのパイオニアでクリエイターでもある(株)FEEL GOOD CREATION 代表取締役社長の玉井 美由紀氏(写真右)と、オカムラ マーケティング本部 CMF推進室の中西 真己氏(写真左)にお話を伺った。

オフィスにリビングのような寛ぎを。

「オフィスにカフェやリビングのような寛ぎ感があったら、もっと仕事が楽しくなると思った」中西氏はこのプロジェクトのきかっけをそう語ってくれた。これまでは画一的で無個性になりがちだったオフィスの風景を、CMFを活用したものづくりで変えていきたい。そんな思いからオカムラと(株)FEEL GOOD CREATIONがタッグを組み、新しい商品開発はスタートしたという。玉井氏も「今まで色だけで魅せる手法は多くありましたが、今回は色だけでなく、そこに働く人々が心地よくなる素材や仕上げ、つまりCMFでリビングのような世界感を創りたかった。その結果、世界観を共有するための3つのCMF BOXが生まれました」と振り返った。

プリント柄でホームライクな世界観を創造。

リビングのようなくつろぎやぬくもりを感じさせる世界観とは?検討を重ねた結果、ひとつの表現として「北欧風モダン柄」に行き着いた。「最初から北欧柄ありきではなく、自然とそこに落ち着いた感じ」と玉井氏。プリント方法は、クルマのシートなどで昔から使われていた手法のインクジェット方式を採用。会社員時代は自動車メーカーに勤務していた玉井氏にとってはスタンダードな手法だったが、意外にもオフィス用の椅子の生地に使用されることは今までなかったという。ベースとなる生地選びにもこだわった。「数種類の生地にプリントを施し、仕上がりを検討しながら試行錯誤を重ねました。その結果ベストな生地を選び抜くことが出来ました」と中西氏が満足そうに語る。もちろん、耐光性、耐摩耗性などの試験もしっかりクリアされていて、実用品としての品質や機能性も兼ね備えているという。

クリエイティブな発想から
未来は拓かれる。

ひと昔前までオフィスはグレーのイメージが一般的だった。机にしても椅子にしてもモノトーンの地味な色合いが多かった。「だからこそオフィスに"柄物"を取り入れることで新しい価値が生まれると思ったんです」と中西氏。確かに、お客さまと接するオモテ向きのスペースが華やかな業界でもバックヤードのオフィスは雑然としている会社も多い。「ますますオートメーション化、AI化が進む現代社会で、今後も生き残っていくためには、仕事に対してもっと"クリエイティブな発想"が必要になってくると思います。私たちが提案する商品は、そんなクリエイティブな発想が生まれるオフィスを創りだし、働き方や環境をサポートするためのものです」と玉井氏も新商品の価値に自信を見せる。

心地よいオフィスは仕事の質が上がる。

気分のいい空間、働きやすい雰囲気。そんなオフィスには自然と人が集まってくる。「心地よいオフィスは仕事の質、効率を上げることができる」と玉井氏は言う。自宅にいるような寛ぎ感をオフィスで実現できたら、きっと今までにない発想や新たなビジネスアイデアも浮かんでくるはずだ。自身も経営者である玉井氏は続ける。「心地よいオフィスを創るには、やはり経営者の意識が大切になります。社員を財産と考え、社員が活き活きと働ける空間を創り、仕事の質や効率が上がる環境を整えることができるか。そういった努力を"設備投資"だと思えるかどうか」。今回の商品はベース生地に柄をプリントして、新しい世界観が表現されている。スペシャル感のある魅力的な商品をスタンダードな価格で提供することによって、より多くのオフィスを"心地よい空間に"という想いがそこにある。「さらに開発を進め、こらからもCMFを活かした新たな商品を提案していきます」と中西氏は意欲あふれる笑顔で締め括ってくれた。CMFのチカラを活かした「はたらき心地」の追求は、「働き方改革」「仕事効率」などの改善すべき問題を抱える企業にとって、注目すべきアプローチとなりそうだ。

profile

玉井 美由紀(たまい みゆき)
株式会社FEEL GOOD CREATION 代表取締役

本田技術研究所デザイナー時代にイタリアのCMFデザインという考え方を知り衝撃を受け、日本でCMFデザインを専門とする会社 FEEL GOOD CREATIONを設立。
その後、CMFによる"五感に響く感性価値"をテーマに、日本初のCMFを専門とするデザイナーとして活躍。現在では、自動車、家電、建築、家具、雑貨など幅広い分野を手がけ、コンセプトから最終デザインまでトータルの提案を得意とする。
また、2011年からCMFデザインエキシビションを主催するなど、CMFデザインの新たな提案を積極的に行なっている。

株式会社FEEL GOOD CREATION:http://feelgood-c.com/