The Posture

はたらく姿勢を考える

Chapter.1 はたらく姿勢と健康
オフィスで感じるカラダのお悩みQ&A

「姿勢が悪いと、どんな影響があるのですか?」

  • エビ反り
  • 前のめり
  • 朝がけ
  • 前滑り

Chapter.1 はたらく姿勢と健康
オフィスで感じるカラダのお悩みQ&A

目や首・肩・腰などに悪影響を及ぼします。

約7割 のワーカーが身体の疲れを感じています。

厚生労働省の調査によると身体的な疲労や自覚症状を感じているワーカーは68.6%にも上ります。その内容は「目の疲 れ・痛み」「首・肩のこり、痛み」「腰の疲れ、痛み」などとなっています。これらの⼀因として、1日の約3分の1以上の 時間を過ごすオフィスでの姿勢も影響していると考えられます。

  • 身体的な疲労や自覚症状を感じる人の割合

  • 疲れ・痛みを感じる身体の部位

  • 出典:厚生労働省 技術革新と労働に関する実態調査結果 2008年

Chapter.2 姿勢を支える身体のしくみ
好ましい姿勢になるために知っておきたいこと

立つより座るほうがラクだと思っていませんか?

Chapter.2 姿勢を支える身体のしくみ
好ましい姿勢になるために知っておきたいこと

座る姿勢は、腰に負担がかかります。

立っているときに腰椎ようつい椎間板ついかんばんにかかる負担を100%とすると、座った姿勢で140%、さらに身体を前にかがめた前のめり 姿勢では185%の負担がかかるといわれています。

椎間板にかかる負担の変化

  • 100%
  • 140%
  • 185%

出典:A.Nachemson 1970年

負担のかかるメカニズム

  • 立ち姿勢では骨盤が直立し、背骨はS字カーブを描く
  • 座ると骨盤が後ろに回転し、背骨のカーブが失われます
  • 椎間板に負担がかかり腰痛の原因に

Chapter.3 はたらく姿勢を変えよう
オカムラが提案する5つのはたらく姿勢

作業や気分に合わせて、はたらく姿勢を変えてみよう。

筆記、パソコン、ミーティング、電話など、オフィスで行われる作業内容はさまざま。 その時々の姿勢を好ましい姿勢に導くために、オカムラは5つの姿勢を提案します。
どんなに好ましい姿勢でも、維持できるのは約30分。立ったり座ったり、休憩を入れたり、椅子や机、サポートツールを用いて、身体に負担のかからない好ましい姿勢を保ちましょう。

  • 低座・後頭姿勢
  • 基本姿勢
  • 前傾姿勢
  • 半立位姿勢
  • 立位姿勢

Chapter.3 はたらく姿勢を変えよう
オカムラが提案する5つのはたらく姿勢

基本姿勢

背骨が自然なS字カーブを描く好ましい姿勢を
つくることをサポートします。

基本的な好ましい姿勢を実現するためにオカムラは3つのポイントを追求しています。

  1. 1.好ましい姿勢を保持するために

    • 体格に合わせて「座面」を調節
    • 背骨のS字カーブに合わせて
      「ランバーサポート」を調節
    • 腕の長さや作業に合わせて
      「アジャストアーム」を調節

      1.好ましい姿勢を保持するために

  2. 2.体圧を適度に分散させるために

    • クッションには適度な硬さが必要
    • 体圧を分散させ、姿勢を安定させる
      「異硬度クッション」

      2.体圧を適度に分散させるために

    • 腰回りのカーブには体格によって
      個人差がある
    • 背中のフィット性を高める
      「バックカーブアジャスト機構」
  3. 3.姿勢変化に追従するために

    • 身体の動きに追従する
      「アンクルチルト・リクライニング」

      3.姿勢変化に追従するために

低座・後頭姿勢

長時間のリラックスと集中力をキープできる
「低座・後傾」という新たな姿勢が見つかりました。

めざしたのは、無重力状態の自然な姿勢

めざしたのは、無重力状態の自然な姿勢

座面を低く、背もたれを後傾することで、姿勢を安定させ
身体の負担を軽減

  • 臀部にかかる体圧を低減し座面と背もたれでバランスよく分散
  • 座面を低くすることで、足のむくみを軽減

出典:慶應義塾大学 山崎信寿名誉教授との共同研究

前傾姿勢

背もたれと座面を前に傾けたら、
パソコンのときの姿勢がラクになりました。

背もたれと座面を前に傾けたら、パソコンのときの姿勢がラクになりました。

座面が前傾することで、腹部の圧迫感を軽減。
骨盤の角度が立位に近づいて、背骨のS字カーブがキープ

背もたれが座面に連動して動くことで
作業時の上半身を安定

半立位姿勢

短時間の効率的な作業のコツは、
「座る」と「立つ」のいいとこ取り。

理想的な姿勢

立った状態に近い姿勢で腰への負担が少ない

立ったり座ったり、すばやく姿勢を変えやすい

立位姿勢

「座り続けて疲れたら、立てばいい」 という新発想。

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