茨城県 下妻市
Case Number 230708

茨城県 下妻市 様

下妻市新庁舎

 下妻市は、本庁舎や千代川庁舎の老朽化の進行や耐震性能不足、エレベーターが無いなどのバリアフリーへの対応など多くの課題を解決するため、新庁舎整備に取り組みました。分散化した庁舎を集約し、保健センターの複合化を行い、市民サービスの向上と効率的な行政運営、防災拠点の強化の実現を目指しており、「Nearly ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」を取得した県内初の市庁舎としても注目を集めています。
 新庁舎では、市民利用の多い窓口を1階に集約配置し、ワンフロアサービスを提供しています。窓口には、使い易さやプライバシーに配慮したカウンターを配置、1階には交流スペースを、4階には筑波山が眺望できる筑波山テラスや展望スペースを設置することで、市民の皆さんが自由に交流できるスペースを設け、気軽に訪れ、市民活動ができる場を提供しています。
 また職員の執務スペースは、ユニバーサルレイアウトを採用することで、フレキシブルな運用が可能となり、組織変更などの将来変化に対応できるよう準備されています。

プロジェクトの詳細

所在地 茨城県下妻市本城町三丁目13番地 
オフィス対象面積 約8,526㎡
オフィス対象人員 約370名
インテリア竣工 2023年3月 
デザイン担当 株式会社オカムラ 安藤康秀

窓口

建築意匠に合わせた配色のカウンター・記載台は、抗菌仕様で手痕がつきにくく、ふき取りしやすい表面材を使用し、メンテナンス性にも配慮。

窓口(1階)

相談カウンターは、ロータイプとし、相談内容に合わせ2人用、1人用、ブース型などを配置しすることで、安心して申請や相談が可能。

マイナンバー発行ブース

カウンターラインより奥まったスペースに配置、またセグメントパネルを配置することで、利用者のプライバシーに配慮している。

窓口(上層階)

相談内容に合わせ、ハイ・ローカウンターを組み合わせ配置、またセキュリティーゾーンを明確にするためにスイングドアを設置

ロビー(1階)

ロビー椅子は、立ち上がりしやすい肘付きとし、座る方向を選ばない片側ラウンドタイプを採用。車いすやベビーカーと一緒に座りやすくコミュニケーションが取りやすい。張材は耐アルコール性・耐次亜塩素酸ナトリウム仕様とし、メンテナンス性に配慮。

ロビー(上層階)

利用者数を加味し、両側より座ることのできるコンパクトなベンチを配置。張材は耐アルコール性・耐次亜塩素酸ナトリウム仕様とし、メンテナンス性に配慮。

執務室

将来変化に対応できるユニバーサルレイアウトを導入。隣り合う課で向かい合うデスクを共有したり、カウンター側の空席は共通端末や作業スペースとして活用するなど、フレキシブルな運用が可能。

執務室(一般職)

W1200D700の机上スペース、A42段・ペントレー付きワゴンを採用。職員の異動時には、ワゴンと荷物のみ移動することで、ランニングコスト削減につながる。

会議室

上下昇降テーブルを配置し、短時間の立ち会議や、作業しやすい高さに合わせることが出来る作業スペースとして活用。

相談室

来庁者側・職員側の2方向に出入口を設けた個室相談スペース。通路部分は折り畳み式の天板により、セキュリティに配慮。

市長室

業務効率や迅速な意思決定伝達が出来るよう、応接・打合せスペースも備えた理事職室。

全員協議会室(54席)

各種資料が広げやすいよう、1人当たりW900D600サイズの会議テーブルを配置。天板は抗菌・手痕がつきにくくふき取りやすい面材を使用。

保健センター窓口

お子様づれからご高齢者まで、どなたでも使いやすよう、ローカウンターや立ち上がりしやすい肘付きの椅子を採用。

保健センター待合スペース

ロビー椅子は、立ち上がりしやすいよう肘付きとし、張材はメンテナンスに配慮したビニールレザーを採用。

休憩室

職員の休憩スペースだけでなく、窓側のカウンター席を利用し集中作業や、打合せスペースとしても活用。椅子の張材はメンテナンス性に配慮したビニールレザー。