
城東区は、来庁者にとって快適で利用しやすい空間を実現するため、ユニバーサルデザインの観点から、市民ロビー・待合スペースのレイアウト変更、来庁者にとってわかりやすい案内サインの整備を実施しました。また事業費用の一部には、森林環境譲与税を活用し、国産木材を多用しています。
庁舎ロビースペースには、地産材を活用したロビー椅子やベンチ、総合案内カウンターや書架を配置、さらに植栽などを盛り込むことで、温かみや癒しを感じる空間を演出しています。
加えて案内サインの整備を行うことにより、城東区複合施設出入口から目的の窓口までの所要時間短縮等による満足度の向上を図り、来庁者にとってわかりやすく迷わせないサインを構築しました。
プロジェクトの詳細
所在地 | 城東区中央3丁目5番45号 |
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延べ床面積 | 約1350㎡ |
オフィス対象人員 | 約180名 |
インテリア竣工 | 2022年12月 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 関西デザインセンター 木下 道生 |

ロビー
地域材利用による区民に愛されるアットホームな癒しの空間、快適に過ごせる待合空間を構築。

ロビー・サイン
各入口から、総合案内の場所を認識できる大型ピクトサインを配置。

ロビー
地産材をロビーベンチ・書架・スタンドパネル・ミーティングテーブルや椅子などに活用、各所に植栽を配置し、市民の憩いの場となるよう演出。

待合
地域材を利用した待合椅子の座面は、耐アルコール・耐次亜塩素酸ナトリウムの張材を採用し、メンテナンス性に配慮。また、カウンターと正対しないよう斜めに配置することで、待たされ感の軽減につながる。

サイン
カウンターのセグメントパネル・パラペットサイン・柱面サインのカラーを統一することで、各種窓口ゾーンを把握できる。

サイン
大きな柱面を活かし窓口番号を表記し、カウンター上部にも突出しサインを採用するなど、どの方面からも見てもわかりやすく表示。

柱面サイン
業務名と番号のアイキャッチを表示することで、直接見えない窓口の存在を認識することができる。

総合案内・フロア案内
施設・ゾーン・窓口毎に色分けすることで、直感的に目的の場所が把握でき、来庁者が迷うことなく目的地にたどり着ける。

フロア表示
メイン窓口の多い1階では、総合案内やこの先で扱っている業務をわかりやすく表示。

サイン
保健福祉センター入口をゲートの様にデザインすることで、離れた場所からでも認識しやすい。お子様が多く訪れる窓口には、区のキャラクターを活用し、親しみやすさを演出。

フロア案内
EVの乗降時に何階へ・どの場所へ行けばよいかを分かりやすく表示。

フロア案内
EV利用者には、柱面サインで通路奥にある見えない窓口を、階段利用者には窓面サインで左右の窓口を案内。

突き出しサイン
奥へ長く続く窓口も、離れた場所からカウンター位置を認識することができる。

窓口案内サイン
目的の窓口が一目で分かるようセグメントパネル・カウンター上部に番号・業務内容を表示。

窓口案内サイン
業務のイメージキャラクターをアイキャッチとして活用し、直感的に分かりやすく誘導。