
唐津市は、佐賀県の北西に位置し玄界灘に面する市であり、北部地域の中心都市として栄え、佐賀県内では佐賀市に次いで第二位の市域人口を有する都市です。
新庁舎は、多様化する行政サービスに対応するため、新しい総合窓口サービスに取り組んでいます。あらかじめ基本情報を印字した申請書などを利用することで記入の負担を減らす「書かない窓口」、ライフイベントに関する手続きや各種証明書の発行をワンフロア化することで移動の負担を減らす「動かない窓口」の2つをコンセプトに「証明書発行総合窓口」「届出総合窓口」「福祉まるごと相談窓口」が新設されました。また、窓口でのキャッシュレス支払いや証明書自動交付機の設置、唐津市事前申請システムの導入など、さらなる市民の利便性に繋がる施策を採り入れ、変化の礎となる新庁舎で業務をスタートしています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 佐賀県唐津市西城内1番1号 |
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オフィス対象面積 | 16,832.49㎡ |
オフィス対象人員 | 750名 |
インテリア竣工 | 2022年5月31日(一部) |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 西日本デザインセンター 中原 忠亮 |

証明書発行総合窓口(市民課・税務課)
住民票・戸籍・印鑑登録の証明書や所得・課税証明書などの発行を一つの窓口で対応。

市民課窓口
マイナンバーカード申請・受け取りカウンターは、暗証番号設定の操作などに配慮し、ブース型のローカウンターを配置。

記載台
ハイ・ロータイプの2種類の仕様を配置し、利用者の使いやすさに配慮。

待合
相談カウンターに対面しないよう、待合椅子を配置、待たされ感の低減につながる。

水道料金センター窓口
利用者の多い窓口を1階に配置し、利用者の利便性に配慮。その他、上下水道窓口は5階に集約されている。

キッズスペース
お子様づれのお客様が過ごしやすいよう、福祉関係窓口前の待合いスペースに配置。

福祉まるごと相談窓口(24・25番)
福祉に関するさまざまな悩み、どこに相談したらいいかわからない福祉に関する困りごとに対応する相談窓口。

届出総合窓口
ライフイベントに関する手続きをワンストップで対応。職員の聞き取りにより申請書を作成し、市民はタブレットに署名する。

生活保護課窓口
プライバシーに配慮した相談カウンター、奥には個室タイプの相談室を配置。

相談室
2箇所の出入り口には、ポリカーボネート引き戸を採用。ドア開閉時の場所をとらず、利用状況が把握しやすい。

窓口
ローカウンターにカウンタートップを追加設置し、ハイカウンターとして使用。組織変更や、将来変化にも柔軟に対応できるカウンターを採用。

執務室
ユニバーサルレイアウトを採用し、異動時には手荷物とワゴンの移動のみ。ランニングコスト削減につながる。

役職者席(課長)
W1600D700の平机に可動式ワゴン2台を配置。椅子は共通仕様でハイバック・肘なし仕様。

一般職席
W1100D700の平机に可動式ワゴン1台を配置。椅子は共通仕様でハイバック・肘なし仕様。

市民ラウンジ
休日・夜間も開放しており、市民の憩いのスペースとして配置。