平生町は、本庁舎が築60年以上経過しており、耐震性能の不足や老朽化、複雑化する行政サービスによる庁舎スペースの狭隘化など、さまざまな課題を解決するため、役場新庁舎整備に取り組まれました。
新庁舎では、町民利用の多い課や機能を1階に集約、利用者のプライバシーに配慮した窓口カウンターや、色分けによりわかりやすい案内サイン、待合スペースの充実など、住民が快適に行政サービスを受けられる環境が整備されています。
また今回の整備では、将来変化への対応準備、維持管理や補修の負担を最小限にする手法が各所に取り入れられています。窓口カウンターでは、サービスの内容や顧客特性に応じて組換え可能な仕様を採用。案内サインは、メンテナンス性を考慮し、表示面にはマグネットシートを利用しています。さらに、議場・傍聴席の什器は移動可能であり、非常時など多目的利用が可能な準備がされています。このように長期的なライフサイクルコストも考慮した庁舎整備を進め、住民サービスの向上、事務の効率化を図る取り組みがなされています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1 |
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延べ床面積 | 1、920㎡ |
オフィス対象人員 | 114名 |
インテリア竣工 | 2022年3月 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 西日本デザインセンター 中原忠亮 |