山口県 平生町
Case Number 220802

山口県 平生町 様

平生町新庁舎

 平生町は、本庁舎が築60年以上経過しており、耐震性能の不足や老朽化、複雑化する行政サービスによる庁舎スペースの狭隘化など、さまざまな課題を解決するため、役場新庁舎整備に取り組まれました。
 新庁舎では、町民利用の多い課や機能を1階に集約、利用者のプライバシーに配慮した窓口カウンターや、色分けによりわかりやすい案内サイン、待合スペースの充実など、住民が快適に行政サービスを受けられる環境が整備されています。
 また今回の整備では、将来変化への対応準備、維持管理や補修の負担を最小限にする手法が各所に取り入れられています。窓口カウンターでは、サービスの内容や顧客特性に応じて組換え可能な仕様を採用。案内サインは、メンテナンス性を考慮し、表示面にはマグネットシートを利用しています。さらに、議場・傍聴席の什器は移動可能であり、非常時など多目的利用が可能な準備がされています。このように長期的なライフサイクルコストも考慮した庁舎整備を進め、住民サービスの向上、事務の効率化を図る取り組みがなされています。

プロジェクトの詳細

所在地 山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1
延べ床面積 1、920㎡
オフィス対象人員 114名
インテリア竣工 2022年3月
デザイン担当 株式会社オカムラ 西日本デザインセンター 中原忠亮

窓口

証明発行窓口にハイカウンター、マイナンバー窓口にブース型を配置し、相談内容に合わせたカウンターバリエーションを採用。

窓口

将来変化に対応できるよう、セグメントパネルの追加、ロータイプ⇔ハイタイプへの変更も可能なカウンターを採用。

待合

張材は耐アルコール・耐次亜塩素酸ナトリウムのビニールレザーを採用した什器・キッズスペースを配置。

執務室

ユニバーサルレイアウトを採用し、将来変化に対応。異動時には、手荷物とワゴンを移動するのみとし、ランニングコスト削減につながる。

執務室

収納庫天板面を利用し、立ちミーティングスペースを配置。執務室内に配置することで、場所を移動することなく、短時間で効率的な打合せが可能に。

執務室

個別のごみ箱はなく、執務室各所に分別ボックスを配置することで、分別・クリーンオフィスを実践。

会議室

庁舎メイン入口に配置され、地域住民が利用できる活動スペース。キャスター付きの什器を採用することで、フレキシブルな運用が可能に。

サイン

利用者のわかりやすさに配慮し、課毎に配色を変更。

サイン

表示部分はマグネットシート印刷により貼替可能。

サイン

カウンター番号表示は、スライド式により位置を変更できる。

議場

議員・執行部席は一人掛けの独立席。議場机はキャスター付きで移動可能であり、非常時などには多目的な利用が可能。

議場

上下昇降の答弁台・質問台を採用し、誰でも使いやすい高さに設定が可能。

議場

上下昇降の答弁台・質問台を採用し、誰でも使いやすい高さに設定が可能。

傍聴席

ネスティング可能・キャスター付きの椅子を採用することで、傍聴者人数に合わせたスペース利用が可能。