青森県 南部町
Case Number 220306

青森県 南部町 様

南部町庁舎

 青森県の南東に位置し、人口約17,400人の南部町。南部藩発祥の地であり、県⽴⾃然公園にも指定されている名久井岳をはじめ、果樹園が広がる緑豊かな⾃然が広がる魅⼒あふれる町です。
 新庁舎は、敷地内の大きないちょうの樹と内外に施された県産木材の南部アカマツとレンガが調和した、やさしく温もりを感じられる庁舎となっています。庁舎と地域交流施設をつなぐ「いちょうロード」には、ミーティングテーブルやキッズスペースを配置し、町民が憩い集える交流スペースとして活用いただけます。
 窓口機能とフロア構成は、利用頻度の高い窓口を一階に集約、ゆとりのあるローカウンターを配置、密を避けるため1人用の待合スペースを取り入れるなど、町民の利便性に配慮しながら、安心して過ごせる環境を整えています。
 執務室は無柱空間の設えとなっており、さらにユニバーサルレイアウトを採り入れることで、将来の組織変更等に柔軟に対応できるよう準備されており、オフィスの運用コストを低減しています。

プロジェクトの詳細

所在地 青森県南部町大字平字広場28-1
延べ床面積 4,856㎡(庁舎)
オフィス対象人員 130名
インテリア竣工 2021年3月
デザイン担当 株式会社オカムラ 東日本デザインセンター 佐川 寛之

いちょうロード

庁舎と地域交流施設をつなぐ70ⅿの空間は町民の交流・憩いのスペース。(閉庁時も開放)

いちょうロード

気軽に町民が集まり、快適に過ごせるようテーブルやキッズスペースを配置。 

窓口待合

町⺠の利⽤頻度の⾼い窓⼝を集約、どなたでも利用しやすいようローカウンター・肘付き椅子を配置。

待合ホール 

来庁者の密を避けるため、1人用待合椅子を配置。

執務室

ユニバーサルレイアウトを採用し、将来変化や組織変更に対応。

執務室

窓口側のデスクサイドにパネルを配置し机上面のセキュリティーに配慮。

執務スペース

職員用椅子はメッシュ仕様を採用、座り心地の良さと通気性に優れている。

作業室

自席以外に集中作業が出来るスペースを配置し、業務の効率化につなげている。

耐火書庫室

収納書類に合わせて奥行(240・330)を採用し、効率的な集積収納を実現。

市長室

内装に合わせ、気品を感じる柔らかな配色の応接を採用。

災害対策本部兼庁議室

町長室諸室と同フロアに配置。移動可能な什器を採用し、柔軟にレイアウト変更が可能。 

委員会室

利用規模に応じ、可動間仕切りでのスペース調整が可能。移動しやすい軽量タイプの什器を採用。

議場

床をフラットにした対面レイアウト。議場机は傷が付きにくく抗ウィルス性能のリノリウム天板を利用。

傍聴席

聴講者の出入り、利用しやすさに配慮し、跳ね上げ式メモ台付き傍聴席を採用。