
米沢市の人口は約80,700人、山形県の最南端に位置し、山形県の母なる川「最上川」の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地にあり、福島県と県境を接しています。
旧庁舎の耐震強度不足・老朽化に伴い、現敷地内で建て替えされた新庁舎。市産品を展示する情報コーナー、吹き抜けの市民ホール、展望コーナーや休憩コーナーを設置し、市民が気軽に立ち寄れる開かれた庁舎になっています。庁舎内装には米沢産杉材、窓口カウンターや総合案内板の一部には米沢織などを利用し、各所に米沢らしさを演出し、市民に親しまれる工夫がなされています。
執務室では、同一規格の机を配置するユニバーサルレイアウトを採用し、組織変更や人事異動時の移設に係るコスト削減を図ります。また議場においては、可動式の壁・議場机を採用し、議会以外に式典開催など多目的な利用が可能となっており、ライフサイクルコストを低減する経済的な庁舎が実現されています。
*庁舎イメージを紹介するため、一部他社製品納入エリアの事例を含めております。
プロジェクトの詳細
所在地 | 山形県米沢市金池五丁目2番25号 |
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延べ床面積 | 10.370.12 ㎡ |
オフィス対象人員 | 約550名 |
インテリア竣工 | 2021年4月 |
デザイン担当 | 株式会社久米設計 東北支社 下 米沢市新市庁舎建設事業 株式会社オカムラ 東日本デザインセンター 佐川 寛之 |

市民課窓口
各窓口にはプライバシーに配慮し、取り付け位置が変更できるセグメントパネルを設置。

窓口
クロス部分には米沢織を利用し、米沢らしさを演出。

納税課窓口・相談ブース
階ごとに案内表示とカウンターパネルを色分けし利用者のわかりやすさに配慮。

会計課窓口カウンター
業務内容に合わせた、豊富なカウンターバリエーション。

市民ホール
市産品を展示する情報コーナーと共に、市民が憩い集えるスペースを配置。

キッズコーナー
子育て支援課窓口前に配置することで、待合時間の負担軽減に。

調乳・授乳室
1階トイレ横に配置し、お子様連れのお客様の利用しやすさに配慮。

相談・打合せスペース
1階ロビースペースに配置し、住民相談、事業者との打合せに利用可能。

委員会室
大空間を3分割できる可動間仕切り・移動可能な什器を採用し、柔軟なレイアウト変更が可能に。

休憩コーナー
最上階の展望コーナーと共に、眺望を楽しみながら過ごせるスペースを提供。職員も利用可能。

議会応接室
可動式什器によりレイアウト変更が容易に。接遇だけでなく様々な用途に活用できる。

議場
可動式議場机を採用し、レイアウト変更や式典開催など多目的な利用が可能。

傍聴席
自動緩起立式の仕様とし、傍聴者の出入りのしやすさに配慮。