![高知県 高知市](./img/020402_main.jpg)
高知市は、人口約33万の中核都市として、周りは海、山、川に囲まれ、都市部、田園地域、中山間地域のバランスの取れた都市となっています。
旧庁舎は、耐震性の不備や老朽化、庁舎の狭あい化や分散化などの課題を抱えていたため、 防災拠点となる庁舎の耐震化を重要課題とし新庁舎建設を計画しました。このほか、環境負荷の少ない県産材を利用した地盤改良工法を採用するなどの工夫も取り入れています。
執務室は、ベンチテーブルを採用したユニバーサルレイアウトとし、職員のための共用スペースを窓際に設けて、打ち合わせや一時的な休憩スペースとして利用しています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 高知県高知市本町5-1-45 |
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オフィス対象面積 | 約32,457㎡ |
オフィス対象人員 | 約1,300名 |
インテリア竣工 | 2020年 1月 |
デザイン担当 | オカムラ・木下道生 |
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総合案内
3方向の入口より見やすい位置に配置。
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中央窓口センター
手続き負荷の軽減のため、各種証明の受付・交付・届出の窓口を集約。
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消費生活センター
市民の利便性に配慮し、旧庁舎同様、1階に設置。
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消費生活センター
相談内容に合わせて、ハイ・ローカウンターとプライバシーを配慮した個室相談室を設置。
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情報公開センター
市民の活発な情報利用を促進。
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総務部窓口
業務内容に合わせたカウンター仕様。
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こども未来部 窓口
カウンターラインにキッズスペースを配置。相談者の目が届く範囲で子どもを遊ばせることが可能。
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執務スペース
ユニバーサルレイアウトを導入し、将来に向けたフレキシビリティを確保。
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部長室
ローパーティションで仕切ったエリアに配置。多目的に利用できるよう個室の応接室も設置。
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庁議室
情報共有や意思決定を行う部屋を配置。
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委員会室
重厚感のある可動式テーブルを採用。傍聴者席も準備。
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応接控室
資料を広げられる応接会議テーブルを採用。打合せにも利用可能。
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会議室
用途に合わせて自由にレイアウト変更できる、キャスター付きテーブル・椅子を配置。
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ミーティングルーム
簡易な打合せスペースや職員の休憩室にも利用。
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食堂
市民も使える憩いのスペース。地元食材によるレシピを提供し、市民に親しまれる憩いのスペース。
木下 道生
高知市様には、平成26年春より令和2年3月まで6年近くお世話になりました。最初は、建築の基本プランを決定するため設計事務所様とのやり取りが多く、建築平面の決定のためのプラン作成や、窓側の活用方法の検討など、あわただしい日々が続きました。しかし、早期の取り組みによって、計画通りにプランが推移して良かったと思っています。
窓側のスペースは、既存家具を利用しながらも各フロアともユニバーサルプランを導入し、明るくオープンなオフィスとなりました。
また、今回は大規模な仮移転に際して高知市様が仮移転図を作成し対応されたのには驚きました。この対応で大量の既存家具をともなう移転計画が予定通り遂行できたのは、素晴らしいことだと感心しました。
計画途中でご担当の方の交代もありましたが、スムーズな引継ぎで滞りなく進めることができました。移転後にも様々な要望をお受けする事務局の方は、大変だと思いますが、ほどなく対応され、原案を崩すことなく環境を維持されていくことを願っています。
本当にありがとうございました。