![鳥取県 鳥取市](./img/tottori_title.jpg)
鳥取県 鳥取市 様
鳥取市は、鳥取県東部(因幡地方)に位置する中核都市で、鳥取平野を中心に市街地を展開しています。日本海の沿岸には鳥取砂丘が広がり、山陰地方の中では特に京阪神地方との結び付きが強いことから山陰地方における東の玄関となっています。
新本庁舎の建設にあたっては「みんなでつくるとっとり市庁舎の考え方」に基づいて、市民から寄せられたアイデア、新庁舎建設委員会による専門的な意見、市民ワークショップの話し合い結果、などを踏まえて基本設計概要をまとめました。
旧本庁舎など5つの建物に分散していた部門を集約した、7階建ての新庁舎の特長は以下のとおりです。
●屋外の4つの庭に面して配置した庁舎棟と市民交流棟
●市民交流センターの設置(FM・コミュニティースタジオ・レストラン・売店・喫茶・多目的スペース)
●3つの総合窓口に関連する手続きをできるだけ集約し、「繰り返し記入」を省略
●無線LAN・ノートPCの配備、IP電話による電話
●執務室窓際に設置した交流ワーキングスペース
●キッズスペースに加えて託児室も設置
●タブレット端末を導入し、緊急時の状況報告の迅速化を図った災害対策本部室
●県産木材(ロビー天井ルーバー・内装壁・フローリング)や県産和紙(ブラインド・内装壁)の採用
防災機能を強化し市民のイベント利用にも対応する新庁舎は1日2,000人以上の来庁者を見込んでおり、鳥取駅周辺の活性化にも期待が寄せられています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 鳥取県鳥取市幸町71 |
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オフィス対象面積 | 22,789 ㎡ |
オフィス対象人員 | 1000名 |
インテリア竣工 | 2019年 11月 |
デザイン担当 | オカムラ・木下 |
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1F 福祉総合窓口
来庁者の利便性に配慮し、ハイカウンターに荷物置き棚を配置。
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1F 市民総合窓口
ハイカウンターにはサイン付きのセグメントパネルを設置。窓口のわかりやすさと共にプライバシーにも配慮。
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1F 中央ロビー
3方向の窓口の中央スペースには、ビニールレザー仕様のロビー椅子、ハイ・ロータイプの記載台を設置。
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1F 市民総合窓口
市民が安心して相談できるよう、ブース型の相談窓口を設置。
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2F 税総合窓口
1Fとの連携を考慮し、2F南側に集約した税関連窓口。
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2F 中央ロビー
税関係窓口を中心とした2Fの中央ロビーにある待合スペース。
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2F 窓口
ローカウンターには机上面で移動できるセグメントパネルを採用。
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3F 災害対策本部室
正面モニターのほか、コの字レイアウトに合わせてモニターと後部には職員が作業するスペースを配置。
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4F 窓口
窓口内容に合わせたカウンターの仕様。執務室のプライバシー保護のため、カウンター背面には収納庫を配置。
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4F 執務室
各フロアの窓側に配置した「交流ワーキングスペース」。集中作業や立ち会議など業務効率向上の実践の場。
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6F 会議室
誰でも移動しやすいよう、キャスター付き折り畳みテーブル・軽量椅子を採用。
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7F 委員会室
レイアウト変更に対応しやすいキャスター付テーブルを採用。
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7F 正副議長室
県産材のアピールとして、鳥取県産の和紙によるブラインドを採用。
木下 道生
鳥取市様とは、大変長い間、お付き合いをさせていただきました。平成27年の秋より、通い始め、令和元年10月まで、丸4年間お世話になりました。はじめは、建築の基本プランを決定するため設計事務所様とのやり取りが多く、机のサイズの検討のため、何プランか作成したり、窓側の利用方法について検討したり、あわただしい日々が続きました。検討を早期に行った結果、最終的にもあまりぶれることなく、プランが推移していって良かったと思います。
3Fより上階は、今回は既存のデスクで進めましたが、いずれ新しい環境を平等に職員様に感じていただけたらと願っています。
書類量については、かなり苦労されていたと思います。6Fに大きな各課割当ての書庫がありますが、ほぼ満杯の状況です。執務室内も移動棚がたくさん配置され、ユニバーサルプランのレイアウトの結果、集中管理がうまく出来ているように思います。
途中何度か組織変更がありましたが、ユニバーサルプランを提案していたため、想定の範囲内でレイアウトシミュレーションができ、スムーズに移行できたのではないかと思います。
今後もいろいろな組織改革があると思いますが、大きな方針はぶれないで、このままレイアウトを維持され、効率的に機能的に運営されることをお祈りいたします。