
沼田市は群馬県北部に位置し、真田氏ゆかりの史跡や文化財が数多く残り、日本有数の河岸段丘の上に町が築かれた「天空の城下町」です。
今回のプロジェクトでは、老朽化が目立つ築55年の旧庁舎を移転しました。新しい庁舎は、商業施設をリノベーションして誕生した庁舎等複合施設「テラス沼田」です。商業施設、歴史資料館、市民活動施設が同じ施設に入居することで、市民の利便性向上を目指しました。
テラス沼田の3~7階は吹き抜けとなっており非常に開放的です。庁舎の執務エリアはその開放的な空間を活かしながら、機能的でプライバシーに配慮した空間づくりを行っています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 群馬県沼田市下之町888 |
---|---|
オフィス対象面積 | 8,100 ㎡ |
オフィス対象人員 | 400名 |
インテリア竣工 | 2019年 5月 |
デザイン担当 | オカムラ・示澤 |

3F 執務スペース
木目調の天板を導入し、画一的な役所のイメージを払拭し、ハンガー付きの椅子で利便性も向上。

3F 市民課窓口カウンター
カウンターにセグメントパネルを設置し、市民のプライバシーに配慮。

3F 執務スペース
窓口カウンターの裏に収納を設置し、職員の集中業務をサポート。

3F テラス
庁舎内とテラスにテーブル・椅子を配置した、沼田の眺望が広がる明るいスペース。

4F 市長室
応接セットに加え、応接会議テーブルも配置し、実務に関する打合せにも迅速な対応が可能。

4F 庁議室兼防災対策室
市長室と同フロアに設置した、迅速な招集・意思決定の場。

4F 都市建設部
窓際スペースに打ち合わせスペースを配置、資料を広げる業務や、集中業務、休憩の場としても活用。

4F 市民ロビーぱるく
展示会などを開催、学生の学習場所としても活用。

5F 議場
開かれた議会のため、傍聴席の背後にガラス間仕切りを採用。議員用デスクは可動式となっており、多目的な利用が可能。

5F 議員控室
待合スペースは、簡易な打合せスペースとしても利用可能。

6F コミュニティーテラス
会議室・音楽スタジオなどを整備した市民活動の拠点。

6F 会議室 601
ガラス間仕切りが開放感をもたらし、ひと目で室内の様子が確認可能。