新庁舎建設を予定している松本市役所は新たな働き方改革を提案するために、現状のオフィスをトライアルオフィスとして整備しました。政策課と広報課の2部署が現状の働き方を見直し、「常に一歩先を行くオフィス」として計画を進めました。
政策課では柔軟な働き方に対応できるフリーアドレス制の導入を、広報課では席の変更や増員に対応できるユニバーサルプラン制の導入を試みました。その結果、固定席を無くし最適な場所で働いたことで、職員・部門間での繋がりを深めることができました。
窓際には誰でも使える上下昇降デスクを配置し、職員の健康への配慮や仕事効率の向上を目指しています。また、文書量削減も徹底しており、セキュリティ対策の強化(鍵付きの書庫)や、紙の使用量の削減にも積極的に取り組んでいます。
さらに、新庁舎建設に向けて受付カウンター背面に「働き方改革」を啓蒙するポスターを掲示し、職員や来訪者に広報しています。
「健康都市・松本市」は新庁舎建設をきっかけに、フリーアドレス・立ち会議・立ち仕事などを取り入れ、自発的で創造性の高い仕事の可能性の模索を続けています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 長野県松本市丸の内3-7 |
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オフィス対象面積 | 約92㎡ |
オフィス対象人員 | 25名 |
インテリア竣工 | 2019年 4月 |
デザイン担当 | オカムラ・柴田 |
柴田 祐輔
新社屋建設に向けたトライアルオフィス。 「常に一歩先を行くオフィス」を実現する為に、まず松本市役所プロジェクトメンバーの方々に名古屋の「MENNOLU LABO」を見学して頂きました。その場でどこまでの働き方改革を視野に入れたオフィスを構築するのか、目標などを確認してご提案を進めていきました。
初回の提案から納品まで約2か月のスピード案件でしたが、物事を決断をする速さや、現状の働き方を短時間で変えられる柔軟さに驚きました。
今回のトライアルで蓄積した知見を活かして、新社屋ではさらに進んだ働きやすいオフィスを構築される事を願っております。